離脱者が相次ぐバイエルン・ミュンヘンだが、夏の移籍市場で左サイドバックの補強は考えていないようだ。
ブンデスリーガでは28試合消化時点で首位を走り、チャンピオンズリーグでも準々決勝を戦っているバイエルン。ヴァンサン・コンパニ監督の下で結果を残しているものの、マヌエル・ノイアーやジャマル・ムシアラをはじめ現在離脱者が相次いでいる。
特に左SBに関しては、3月のインターナショナルウィークでアルフォンソ・デイヴィスが右ひざの前十字じん帯を断裂。また開幕前の負傷からようやく復帰し、公式戦8試合で調子を上げていた伊藤洋輝も、再び右中足骨骨折の重傷を負って長期離脱を余儀なくされることになっていた。
両選手とも今季中の復帰は絶望的、新シーズン開幕に間に合うかも不透明な状況であり、夏の移籍市場におけるバイエルンの動きには注目が集まっていた。しかし、現時点で補強は考えていないという。
ドイツ『スカイ』によると、バイエルン側はデイヴィスと伊藤の長期離脱にもかかわらず、左SBの補強を積極的には検討していない模様。市場の動向は注視しているものの、両者の復帰まではヨシプ・スタニシッチとラファエル・ゲレイロで補うことになるようだ。一部で候補とされたドイツ代表DFダヴィド・ラウムは、コストの高さから獲得に動くことはないと伝えられている。今後の動向に注目だ。




