ブンデスリーガは3日に第32節が行われ、バイエルン・ミュンヘンはRBライプツィヒと対戦した。
前節までに勝ち点75を稼ぎ、2位レヴァークーゼンとの勝ち点差を「8」としていたバイエルン。勝てば2シーズンぶり34回目のリーグ制覇が決定する状況で、チャンピオンズリーグ出場権を狙う5位ライプツィヒとの一戦を迎えた。
出場停止でケインを欠くバイエルンは、8分にシェシュコの決定機を許すと、11分には失点。相手ボックス付近でボールを失うと、高いDFラインの背後をシェシュコに取られる。GKウルビクが飛び出しを一瞬躊躇すると、シェシュコにロングシュートを許した。優勝をかけた一戦で、いきなり追いかける展開となる。
難しい状況となったバイエルンは、20分には再びロングカウンターでシェシュコの決定機を許す。27分にはオリーセ、30分と31分にはミュラーにチャンスが訪れたが、これを活かせず。すると39分、浅い位置のFKからクロスターマンにヘッドを叩き込まれて2失点目。前半を2点ビハインドで折り返す。
追いかけるバイエルンは後半頭から積極的に仕掛け、51分にはCKからパブロビッチがチャンスを迎える。すると62分、オリーセのCKからダイアーが1点を返す。さらにその直後の63分、ショートカウンターからオリーセが同点弾。1分間で同点に追いついてみせた。
勢いに乗るバイエルンはその後もゴールに迫り、75分にはロングボールを収めたコマンがGKをかわしに行くが、シュートまで持ち込めず。それでも83分、ついに試合をひっくり返す。ボックス内で受けたザネが強烈なシュートを突き刺した。2点ビハインドから逆転に成功する。
しかし後半アディショナルタイム、ライプツィヒはポールセンが劇的な同点弾。試合は3-3で終了した。
この結果、バイエルンは勝ち点79(得失点差+61)に。翌日に試合を控える2位レヴァークーゼン(得失点差+31)との差は「9」となり、優勝はほぼ決定的となったものの、この試合で自力で決めることはできなかった。




