バイエルンのFWハリー・ケインが改めてリーグ優勝の喜びを語った。
長年にわたって世界トップレベルのプレーを見せてきたものの、キャリアを通じて主要タイトルを獲得していなかったケイン。トッテナム時代では、2008年のリーグカップ優勝時はまだユース所属であり、2010年7月にプロ契約を結び公式戦435試合で280ゴールとクラブ最多得点記録を更新したが、タイトルは獲得できず。またイングランド代表の史上最多得点記録を更新したものの、EUROでは2度準優勝と優勝には届いていない。そしてバイエルン移籍初年度も、レヴァークーゼンの無敗優勝を許すと、スーパーカップでもRBライプツィヒにタイトルを譲るなど、トロフィーとは無縁の状況が続いていた。
それでも、今季も36ゴール12アシストと見事な結果を残していた31歳FWは、ついに念願の初タイトルを獲得。4日に2位レヴァークーゼンが引き分けに終わったことで、バイエルンは2試合を残して2シーズンぶりのブンデスリーガ制覇を達成している。
ケインはクラブの公式チャンネルを通じて「本当に嬉しい。信じられないくらい素晴らしい気分だ。シーズンを通して、本当に一生懸命努力し、献身的にプレーしてきた。今、このような賞をいただけて本当に嬉しい。選手とスタッフは特別な存在だし、もちろんキャリア初の優勝だから、格別な喜びを感じている。昨夜は素晴らしい祝賀会を開いたし、今後数週間でもっと多くの祝賀会が開かれると思うよ」と話した。