チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグが行われ、バイエルンとインテルが対戦した。
バイエルンはハリー・ケイン、ミカエル・オリーズ、ヨズア・キミッヒらが先発。負傷のジャマル・ムシアラに代わり、トップ下にはサプライズでラファエル・ゲレイロがスタメンに入った。インテルはマルクス・テュラム、ラウタロ・マルティネスのおなじみの2トップが並んだ。
20分にオリーズのスルーパスからゲレイロが抜け出して右足でシュートを放つが、ヤン・ゾマーに阻まれる、27分にもオリーズが右から仕掛けてDFを転ばせながらラストパス。ケインが完全フリーでシュートを放つが、絶好機で右ポストに当ててしまいチャンスを逃す。
すると38分、ゾマーのロングパスから中央で起点を作り、左へ展開。アウグストのクロスをテュラムが丁寧に落とし、ラウタロが右足アウトで決めてインテルが先手を取った。前半はインテルがリードで終える。
後半もバイエルンが押し込み、62分にはクロスにヨシップ・スタニシッチが頭で合わすも、枠を捉えきれず。64分にもゲレイロがエリア内から強烈なボレーを放つも、惜しくも枠の上へ。
バイエルンは74分に一気に動く。トーマス・ミュラー、サシャ・ボエ、セルジュ・ニャブリの3人を投入する。80分にもオリーズからライマーへわたり、落としをケインが右足で振り抜くが、ゴール右へ外れる。
すると、85分にバイエルンが追いつく。キミッヒのクロスがファーに流れ、ライマーが左から折り返す。フリーとなっていたミュラーが決め、待望の同点ゴールを奪った。先日、退団を発表したレジェンドがチームを救う一撃を決めてみせる。
しかし、インテルが直後に勝ち越し。後方から前線でラウタロが起点となると、左サイドからのクロスに途中出場のダヴィデ・フラッテージが合わせ、勝ち越し点を挙げた。
試合はインテルが2-1で先勝。バイエルンがホームでのファーストレグを落とすこととなった。

