現地時間17日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズが開幕し、伊藤洋輝の所属するバイエルンはホームのアリアンツ・アレーナにチェルシーを迎えた。
CL初戦を21連勝中という圧倒的な強さを誇るバイエルンは、直近のハンブルガーSV戦とまったく同じメンバーを起用。一方のチェルシーはブレントフォード戦でベンチスタートにしていたパーマー、リース・ジェイムズ、ククレジャ、グストを先発に復帰させた。
立ち上がりからボールを保持するバイエルンに対し、チェルシーは上手くパスコースを消して簡単にはビルドアップをさせず、奪ってからのカウンターを狙う。
バイエルンのチャンスは20分、中盤でのFKをキミッヒが左サイドに展開するも、これが主審に当たってしまい、ドロップボールからやり直しに。すると今度は右サイドに展開し、受けたオリーセが縦に仕掛けて右足で折り返す。GKとDFの間を抜けたボールは、ウパメカノのマークに付いていたチャロバーに当たってオウンゴールとなり、ホームのバイエルンが先制に成功した。
さらに25分、オリーセからのクサビのパスをエリア内のケインが上手く体を入れながら反転したところでカイセドに倒され、PKを獲得。このPKをケインがゴール右隅へと沈め、バイエルンが追加点を挙げた。
2点を追う展開となったチェルシーだが、29分に1点を返す。カウンターからパーマーがドリブルで運び、エリア内右のグストへ。グストのリターンを受けたパーマーがゴール左上へと流し込み、チェルシーが1点差に詰め寄った。
後半、バイエルンはイエローカードを貰っているターに代えてキム・ミンジェを投入。さらに51分にはスタニシッチが負傷するアクシデントが起こり、ボエが投入されて右サイドバックに入り左にライマーが移った。
すると57分、ルイス・ディアスのキープからアンダーラップしたライマーが抜け出し、ペナルティーエリア手前でケインとスイッチ。エリア内左に抜け出したケインが決定機を迎えるも、左足でのシュートはGKロベルト・サンチェスがブロックした。
さらに60分、ボエとのパス交換でエリア内右に侵入したケインが折り返したボールをニアに飛び込んだL・ディアスがスルー。中央でフリーとなっていたオリーセが難なく押し込んだかに見えたが、これは先読みで飛んでいたGKサンチェスがかろうじてはじき、絶体絶命のピンチをしのいだ。
それでも64分、自陣右サイドでボールを受けたグストがL・ディアスとニャブリのプレスを受けてたまらずバックパスを選択。これがミスになり、拾ったケインがエリア内右からゴール右へと流し込んでバイエルンが3-1とリードを広げた。
再び2点差にされたチェルシーは68分、R・ジェイムズとネトを下げてガルナチョとアンドレ・サントスを投入。さらに81分にはエンソ・フェルナンデスに代えて18歳のエステバンを投入するが、高い集中力を保つバイエルンが決定機を作させない。
89分にはA・サントスのスルーパスに抜け出したパーマーがノイアーを破るが、VARの結果、オフサイドによりノーゴール。アディショナルタイムは6分取られたが、ニコラス・ジャクソンとビショフを投入したバイエルンが3-1で逃げ切り、CL初戦の連勝記録を「22」に伸ばした。
■試合結果
バイエルン 3-1 チェルシー
■得点者
バイエルン:OG(20分)、ケイン(27分PK、64分)
チェルシー:パーマー(29分)
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