Toni Kroos 2024(C)Getty Images

今季全勝のバイエルンにクロース「選手としては『今年も優勝する』と言われるのが嫌だった」

好スタートを切るバイエルンについて、元ドイツ代表MFトニ・クロース氏が自身の見解を示した。

今季のバイエルンは、開幕から公式戦10戦10勝。伝説の監督ユップ・ハインケスの下で初めて3冠を果たした2012-2013シーズンを上回る成績で、ヴァンサン・コンパニ監督の下で圧倒的な強さを見せつけている。

しかしクロース氏は、古巣バイエルンが国内で圧倒的であることに批判的なようだ。「選手として聞きたくない言葉だとは分かっているが、それが現実なんだ。今年はそれがあまりにも明白すぎる」と弟フェリックスとのポッドキャスト『Einfach mal Luppen』で語った。

「選手として、『今年は優勝するだけだろう』と言われるのはいつも嫌だった。まずは試合をやらなければならない。それでも、バイエルンは遅くとも3月か4月には優勝するだろうと信じている。ライバルがいない。レヴァークーゼンは混乱で自動的に敗退する。ドルトムントとライプツィヒも、ここ数年の成績が示すように、長期的な視点で見ると単純に勝ち続けることはできない。安定性という点では、ブンデスリーガの順位表でバイエルンに挑戦できる相手はいない」

またクロース氏は、真の挑戦はチャンピオンズリーグでしか見出せないと考えている。そして、それがバイエルンにとって強豪との対戦で問題になる可能性があると考えているようだ。そのため、アーセナルやパリ・サンジェルマンといったリーグフェーズでの試合を厳しい試練として捉えることが重要と語った。

「チャンピオンズリーグのパリ戦のような試練を最大限に活用しなければならない。なぜなら、チャンピオンズリーグ準々決勝まで、あんな相手と対戦する機会は二度とないからだ。今年は週末にあんな試合はできない。本当に強豪が来たら、どうなるか見守るしかない」

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