バルセロナFWラミン・ヤマル(18)は、何よりも楽しむことを念頭にプレーに臨んでいるようだ。
15歳でバルセロナのトップチームデビューを果たし、18歳となった現在は世界最高の選手の一人に数えられているヤマル。記録ずくめのキャリアを過ごしているバルセロナの現10番だが、選手本人は数字などには大して興味を持っていないようだ。
アメリカ『CBS』とのインタビューに応じたヤマルは、フットボールをプレーする理由が、記録を残すためではないことを強調している。
「僕は人を楽しませるアスリートでありたい。目標はすべての記録を上回るとか、100万ゴールを決めるとか、100万回ドリブル突破をするとかではないんだ。僕はプレーを楽しみたい。そして僕を見る子供たちにも自分みたいになってほしいんだよ」
「僕はピッチに立つとき、『今日は4ゴールと3アシストを決めてやる』とか言う人間じゃない。そうではなくて『今日は楽しみたい。昨日覚えたことを実践したい。以前に広場でやったプレーをもう一度したい。人々を楽しませたい。チームメートと楽しみたい』と考えるんだ。ゴールも決められるなら最高だけど、フットボールってそれ以上のものなのさ」
ヤマルにとってフットボールは、人々の気持ちに良い影響を与えるためにあるようだ。
「人の1日を変えることができたらいいなと思っている。悲しみを感じている誰かが試合を観戦して僕のプレーを見る……それで気持ちが晴れてくれたらうれしいね」
とはいえ、ヤマルにはフットボールをほかの選手より巧みにプレーする自信がある様子。ドリブル突破は、ボールを取られることを考えずにチャレンジしているという。
「3人のDFに立ち向かっていくとき、ボールを奪われるとは考えていない。結局、何度となくそうなるとしてもね。僕はいつだって挑戦していく。それが自分のプレーだし、2〜3人のDFが立ちはだかる度にパスを出していたら、自分ではなくなってしまう。最高の方法でプレーを解決できたら、って思っているよ」
ヤマルはその一方で、自身をマークするDFの気持ちについて推量している。
「自分がサイドバックだとしたら、嫌な気持ちだね。優れたアタッカーに何度となく突破されたら、『ちょっとプレーリズムを落とさない?』って言っちゃうよ。そうじゃないと、友人たちにからかわれちゃうしね」
ヤマルはまた、バルセロナ史上最高の選手FWリオネル・メッシについても言及。最大限の敬意を払っている。
「メッシを尊敬している。彼という存在と、フットボールにおいてその存在の意味することに敬意を払いたい。ピッチで一緒になるときには、互いのことを尊重できるはずだ」
「彼は史上最高の選手だ。でも、僕がメッシにはなりたくないことはメッシ自身も知っている。それは互いに分かっているんだ。僕は僕自身の道を歩みたい。メッシみたいにプレーしようとは思わないし、メッシのためにバルサの10番を背負う気もない。そういうことではないんだよ」


