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バルセロナ、凋落のバレンシアを再び粉砕…フェランのハット含む大量5発を叩き込んで国王杯ベスト4進出

6日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝、バルセロナは敵地メスタージャでのバレンシア戦で5-0の大勝を収めた。

バルセロナにとっては現在のところ、最も獲得の可能性が高いメジャータイトルであるコパ。フリック監督はGKシュチェスニー、DFバルデ、クバルシ、エリック・ガルシア、クンデ、MFペドリ、フレンキー・デ・ヨング、フェルミン、FWハフィーニャ、フェラン、ヤマルと、少し選手を入れ替えながらも十分強力なスタメンを組んで、このバレンシア戦に臨んだ。

バルセロナは1月26日に行われたラ・リーガ第21節でバレンシアに7-0の大勝を収めていたが、今回はまさしくその試合の再現だった。バレンシアはシステムを4-4-2から5-4-1に変更したが、そんなことは関係なし。バルセロナは先の試合のように、ロング&ミドルレンジのパスでバレンシアのDFラインの裏を狙い、ゴールを重ねていった。

フリック監督のチームが先制点を決めたのは4分のこと。バルデのロングボールからバレンシアの下部組織出身フェランがDFラインを抜け出し、コースを突いた右足インサイドのシュートでネットを揺らした。

バルセロナはその後も次々とチャンスを物にしていった。まず18分、ハフィーニャのスルーパスからヤマルがシュートを放ち、ポストに跳ね返ったボールをフェランが押し込んで2-0。また24分には、ペドリの浮き球からDFラインを破ったフェルミンが、ディミトリエフスキもかわしてから無人のゴールにボールを流し込んで3-0。さらに30分には、再びペドリが放った浮き球を最前線のハフィーニャが後方に落とし、そこに走り込んだフェランが右足のシュートを対角線上に決め切ってハットトリックを達成……バルセロナは前半だけで4-0の大差をつけている。

バレンシアのサポーターはふがいないチームの姿を見て、前半の内に帰路につく人たちも。残った人たちも白いハンカチを示したり、オーナーであるシンガポール人実業家ピーター・リム氏の辞任を求めたりと、クラブ戦略も補強も中途半端で、ラ・リーガでは残留争いを強いられる沈みゆく“我がクラブ”に対しての不満を露わにしている。

後半もバルセロナが主導権を握る状況は変わらず、59分にはマニータ(5得点)を達成。ペナルティーエリア内右のヤマルが左足でグラウンダーのシュートを放つと、ボールはディアカビの股の間を通って枠内に収まった。バルセロナはその後、途中出場のダニ・オルモやヤマルがさらにゴールを狙ったが決め切れず、結局5-0で試合終了のホイッスルを迎えている。

大会中唯一ホーム&アウェーで行われる準決勝に進出したチームは、バルセロナ、アトレティコ・マドリー、レアル・マドリー、レアル・ソシエダに。組み合わせ抽選は12日に行われる。

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