バルセロナのドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが、今季絶望の重傷を負った可能性がある。『マルカ』などのスペインメディアが報じた。
T・シュテーゲンは22日のラ・リーガ第6節、敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦(5-1)の前半終了間際に負傷。ジャンプからの着地に失敗して右ひざを痛めると、その様子を見ていたバルセロナのチームメートらが、すぐに医療班をピッチに呼び込んだ。ドイツ人GKは両手で顔を覆いながら担架で運ばれ、そのまま病院へ直行している。
『マルカ』などによれば、T・シュテーゲンは右ひざの膝蓋腱を断裂した可能性がある模様(なお同選手は2020年と2021年に右ひざの手術を受けている)。検査で断裂が確認された場合には、完治までに8カ月前後を要することになり、今季中の復帰は難しくなりそうだ。
T・シュテーゲンは今季ラ・リーガで6戦全勝を果たしているバルセロナで守護神として君臨。好守を連発しているほか、優れた足元の技術でビルドアップにも大きく関わる。長期離脱となる場合は、好調を貫くチームにとって大きな痛手となる。
なおバルセロナのハンジ・フリック監督は、ビジャレアル戦後の記者会見で「勝利には満足だがT・シュテーゲンのことが悲しい」「検査の結果を待とう。深刻な負傷に見えるが、しかし今は待つしかないんだ」と語っていた。


