バルセロナが今夏の移籍市場で大量の選手の放出を目指しているようだ。スペイン『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。
近年、財政難で苦しむバルセロナ。今シーズンのラ・リーガを制したクラブだが、1月にはダニ・オルモとパウ・ビクトルの登録問題に揺れたりと、ラ・リーガのサラリーキャップを順守するのに苦労している。
バルセロナは今夏の移籍市場で、すでにエスパニョールからGKジョアン・ガルシア獲得し、さらにアトレティック・クルブのニコ・ウィリアムズ獲得にも近づくと報じられている。しかし、現段階で両選手を新たに登録できるかは不透明なままだ。
そんな中、『ムンド・デポルティーボ』によると、バルセロナはガルシアとウィリアムズを登録するために、主力の放出により高額な資金を確保する必要はないと考えているものの、最大で7選手の放出を目指しているようだ。
同メディアによると、バルセロナの放出候補には、モナコからの関心が届く10番アンス・ファティをはじめ、パウ・ビクトル、パブロ・トーレ、イニャキ・ペーニャ、オリオール・ロメウ、アンドレアス・クリステンセン、そして主将マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの名前が挙がっている。
なお、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、ラ・リーガの1:1ルール(サラリーキャップに空きができた場合のみ、新たな選手に充当できる規則)はもうクラブにとっての問題ではなく、今夏以降より多くの支出ができると自信を持っていると考えられている。


