2日のラ・リーガ第22節、バルセロナはホームでのアラベス戦に1-0で勝利した。ハンジ・フリック監督は試合後、首位レアル・マドリーとの勝ち点を縮めたことに満足感を表している。
アラベスの堅守に苦しんだバルセロナだが61分、FWラミン・ヤマルのボレーシュートが相手DFに当たり、こぼれたボールをFWロベルト・レヴァンドフスキが押し込み先制。このリードを最後まで守り切った。この結果、前日にエスパニョールに敗れた首位レアル・マドリードとの勝ち点差を4まで縮めている。
フリック監督は試合後会見で、次のような感想を述べた。
「難しく、ハードな仕事を強いられた一戦だった。昨日のマドリーの結果からも、勝ち点3を獲得できたことが重要だね」
前半のバルセロナはアラベスのコンパクトな守備ブロックを前にほぼチャンスをつくれず。フリック監督はハーフタイムにDFロナルド・アラウホ、MFマルク・カサドをDFエリック・ガルシア、MFフレンキー・デ・ヨングに代えて状況を打開している。
「前半は負傷者も出てしまい(MFガビとアラベスMFトマス・コネクニーが脳震盪で交代)、プレーリズムをつかめずにいた。だから私たちは、もっとスピードが必要だと考えたんだ」
「ロナルドは警告を受けていた。一方のデ・ヨングはボールを使ったプレーがとてもうまく、自信を持っている。私たちの助けになってくれたね」
この試合の5分には、FWラミン・ヤマルがアラベスの選手6人を抜いてチャンスメイクする離れ業を見せている。フリック監督は、17歳の同選手を故ディエゴ・マラドーナ氏やFWリオネル・メッシと比較することを嫌っている。
「そういったことはあまり好きじゃない。ラミンはじつに素晴らしい、天才的な選手だ。信じられないプレーをやってのけるし、彼がバルセロナでプレーしていることを本当に喜ばしく思う」
「彼は17歳にもかかわらず、あらゆる試合で見事なプレーを見せる。簡単な対戦相手などいないのにね。私は彼という存在を歓迎しているよ」
フリック監督はその一方で、昨日のエスパニョール対レアル・マドリーは観戦しなかったことを明かしている。
「誠実に言わせてもらうが、昨日の試合は見なかった。本当だよ。ここ数日はストレスが溜まっていて、だから早めにベッドへ向かったんだ。朝、ワッツアップ(メッセージングアプリ)で結果を知ったがね」
「私にとって(レアル・マドリーの結果は)どうでもいい。私たちは私たち自身に集中しなくてはいけない。今日の試合は本当に厳しく困難なものだったよ。アラベスは素晴らしい守備を見せるチームだ」
「来週はアトレティコ対レアル・マドリーがある。彼らはファンタスティックなチームだが、私たちは私たちの仕事に集中するだけだ。昨日は眠りにつくのが最善だった。私がすべきはチームの成果をもっと引き出すことであり、アトレティコとレアル・マドリーのことを考え過ぎたって意味はないんだ」
「アタランタとの試合の後は、2〜3時間しか睡眠が取れなかった。昨日はよく眠ることができたし、今朝の調子は良かったよ」




