17日のラ・リーガ第24節、バルセロナはホームでのラージョ・バジェカーノ戦を1-0で制した。
首位レアル・マドリーがオサスナ、2位アトレティコ・マドリーがセルタと引き分けたことで、3位バルセロナが第18節アトレティコ戦(0-1)で失った首位の座を取り戻すチャンスをつかんだ。
ただバルセロナの今節の対戦相手ラージョも、ここ9試合無敗で2025年はラ・リーガ最高の成績を残しているなど、決してあなどれないチームだ。フリック監督はGKシュチェスニー、DFフォルト、クバルシ、イニゴ・マルティネス、バルデ、MF後列フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、前列ヤマル、ガビ、ハフィーニャ、FWレヴァンドフスキを先発させている。
前半、いつものようにボールを保持してDFラインの裏を狙っていくバルセロナは、28分に先制点を獲得する。セットプレーの流れで、イニゴ・マルティネスがシスに倒されてPKを獲得。キッカーのレヴァンドフスキが冷静にシュートを決め切り、今季ラ・リーガ得点数を20とした(得点ランク2位のエンバペは17得点)。
リードを得たバルセロナだが、その後にはラージョ反撃を仕掛けて、一瞬だけスコアを動かす。後方からの浮き球に抜け出したデ・フルトスが、ペナルティーエリア内で一度切り返してから右足のシュートを突き刺す。が、これはゴール取り消しに。浮き球が送られた際にオフサイドポジションにいたエンテカがI・マルティネスにスクリーンプレーを仕掛け、シュートブロックを妨害したとの判断だった。
迎えた後半、バルセロナはラージョの攻撃にも苦しみながら勝負を決定づける2点目を狙っていくが、レヴァンドフスキ、ヤマル(今日はことごとくプレーを的中させられず、彼の日にならなかった)、オルモ、ハフィーニャは決定機を物にできない。ラージョもあきらめることなく、バルセロナの高いDFラインを幾度も突破するがゴールが遠い。91分にはデ・フルトスがペナルティーエリア内フリーでヘディングシュートを放ったが、ボールはクロスバーの上へ飛んだ。
結局、バルセロナが虎の子の1点を守り切り、勝ち点3を獲得。勝ち点を51としてレアル・マドリーと並び、得失点差で首位に浮上している(最終的には当該対決の成績で順位を決定)。




