Marcus Rashford Manchester United 2024Getty Images

バルセロナ、ラッシュフォードと両思いもサラリーキャップで年俸が支払えず…スペイン紙報道

この冬の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォード獲得を目指していることが報じられるバルセロナだが、現状では財政的に余裕がないようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

バルセロナはこの冬、センターフォワードとしてもウィングとしてもプレー可能なラッシュフォードの獲得を狙い、またルベン・アモリム監督のもとで出場機会に恵まれないラッシュフォードもバルセロナ加入を“熱望”しているとされる。

バルセロナは今季限りのレンタルでラッシュフォードを引き入れる考えとされるが、しかし現状では難易度の高いオペレーションのようだ。その理由は、やはりラ・リーガのサラリーキャップにあるという。

先に本拠地カンプ・ノウのVIP席の運営権を売却し、サラリーキャップ超過を解消したバルセロナだが、ラッシュフォードの年俸を支払うことまでは難しい様子。同クラブはようやくできた人件費の余裕で、DFロナルド・アラウホと新契約を締結し、またMFペドリとも契約延長を結ぶ予定となっている(同じく契約延長が合意寸前のMFガビに関しては、選手登録問題についてラ・リーガと係争中で影響なし)。加えて、放出候補とされてきたDFエリック・ガルシア、FWアンス・ファティは残留する可能性が高まっているために、ラッシュフォードの年俸を賄えるだけの金額は残らないようだ。

ラッシュフォードがユナイテッドで受け取っているとされる推定年俸は、グロスで1800万ユーロ。つまりバルセロナが半シーズンのレンタルで獲得する場合、通常ならば900万ユーロの給与支払いを請け負うことになるわけだが、先述のサラリーキャップの状況的に同額の支払いは絶対的に不可能とみられている。

『マルカ』によれば、ラッシュフォードはバルセロナのそうした金銭事情を理解しており、減俸を受け入れる心構えもしているという。バルセロナもラッシュフォードのそうした姿勢をすでに把握しているようで、現在はその年俸をどこまで引き下げられるかが焦点となっているとのことだ。

この冬の移籍市場は2月3日で閉鎖するが、果たして、バルセロナはラッシュフォードの獲得を実現するのだろうか。

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