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バルセロナ、ハフィーニャ&ヤマル弾でビジャレアル撃破…ラ・リーガ8連勝!2位レアルと勝ち点4差で2025年を終える

21日のラ・リーガ第17節、バルセロナは敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦を2-0で制した。

2位レアル・マドリーとの勝ち点差は暫定で1と、首位で2025年を終えることを決めているバルセロナ。しかしもちろん、3位ビジャレアルを下して、勝ち点4差で新年を迎えられるに越したことはない。

ガビ、ダニ・オルモのほか、ふくらはぎの問題でぺドリも欠くことになったフリック監督は、2ボランチにフレンキー・デ・ヨングとエリック・ガルシアを起用した。全スタメンはGKジョアン・ガルシア、DFクンデ、クバルシ、ジェラール、バルデ、MF後列E・ガルシア、F・デ・ヨング、MF前列ヤマル、フェルミン、ハフィーニャ、フェラン。

バルセロナは立ち上がりからボールを保持して攻め込む意思を見せたが、ビジャレアルのハイプレスからのショートカウンターに手を焼く。ビルドアップで不用意にボールを奪われたりハイラインを破られたりして、ぺぺやアヨセに次々とシュートを打たれた。

苦戦するバルセロナだったが11分、頼れる男ハフィーニャがまたも活躍した。ペナルティーエリア内右に入り込んだ背番号11は、コメサーニャに倒されてPKを奪取。自らPKキッカーを務めると、枠内左にボールを蹴り込んでいる。ハフィーニャはここ4試合で4ゴールを決めるなど、バルセロナを牽引している。

先制したバルセロナは、ポゼッション率を高めてビジャレアル陣地で試合を進める。E・ガルシア、F・デ・ヨングのゲームメイクからハフィーニャが深みを取り、ヤマルが個人突破を見せるが、なかなか追加点には届かない。また37分にはバルデのボールロストからブキャナンにシュートを放たれるも、ジョアン・ガルシアが好守を見せている。

そして39分、試合の流れを決める出来事が。レナト・ベイガがヤマルを後方からのスライディングで倒して1発退場となり、バルセロナは数的にも優位に立って前半を終えている。

後半、10人のビジャレアルを自陣に包囲して攻め立てるバルセロナは、63分に追加点を獲得。ペナルティーエリア内の混戦でボールを拾ったヤマルが、まるでフットサルやストリートサッカーでするような足裏コントロール→トウキックを見せる。ボールはビジャレアルDFの股の間を通って、枠内に転がった。ヤマルは彼らしい天才的ゴラッソで、今季ラ・リーガ得点数を7に伸ばしている。

リードを広げたバルセロナはその後、よりダイレクトな攻撃を見せるビジャレアルに苦戦。しかしジョアン・ガルシアの好セーブもあって失点は許さなかった。ヤマルのゴールの直前にフェラン&フェルミンをラッシュフォード&レヴァンドフスキに代えていたフリック監督は、66分にE・ガルシアをベルナルと交代し、また78分には痛めたクンデを下げてカサドを投入した。

バルセロナはその後、よりセーフティにボールを保持して、2点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎えた。この試合のバルセロナは攻撃の質的にはぺドリ不在を痛感させ、ビジャレアルのハイプレスからのショートカウンターに苦慮。だがジョアン・ガルシアとハフィーニャが違いを生み出し、レナトの退場も手伝って勝利をつかんだ。ビジャレアルの中盤を省略するダイレクトカウンターはバルセロナのハイプレスを無効化し、フリック率いるチームの一つの弱点を示していた。

2025年最終戦で白星を飾ったバルセロナは、2位レアル・マドリーとの勝ち点4差、3位アトレティコ・マドリーとの勝ち点9差を維持し、4位後退のビジャレアルには勝ち点11差をつけている。

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