7日のチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ、バルセロナはアウェーでのインテル戦を3-4で落とし、2試合合計6-7で敗退が決定した。MFぺドリは試合後、シモン・マルチニアク主審に対する不満を漏らしている。スペイン『ムンド・デポルティボ』がコメントを伝えた。
21分にラウタロの先制点、45分にPKからチャルハノールの追加点を許したバルセロナ。後半から反撃に出ると54分にエリック・ガルシア、60分にダニ・オルモ、87分にハフィーニャとゴールを決めて一時逆転を果たした。
しかしながら後半アディショナルタイム3分、アチェルビの同点ゴールを許してしまい、試合は延長戦に突入。そして99分、フラッテージに再逆転となるゴールを決められ、バルセロナは打ち合いに敗れている。
試合後、ぺドリは敗退に感じる失望とともに、シモン・マルチニアク主審の判定がインテル寄りであったと不満を口にした。
「チームを誇らしく思う。少し失望しているよ。一度は逆転を果たしたわけだからね」
「でもこの審判の試合で、僕たちにこういったことが起こったのは初めてじゃない。UEFAは調査をするべきだ。理解できない、説明が難しい出来事が起こった」
「すべての50%-50%の判定がインテルの恩恵となったね。それとラミン(・ヤマル)が獲得したPKがその後にファウルになってしまったし、ムヒタリアンにイエローカードを提示しなかった。あれは2枚目のカードだったはずだ」
「本当に残酷なことだ。チームはすべてを出し尽くしたし、決勝進出に値した。だけど僕たちは若いチームで、今回のことから学ばなければいけない。来季はさらに激しく戦ってみせるよ」
ぺドリは次戦、ラ・リーガのクラシコに目を向ける必要性を説いている。
「今はうんざりしている。だけど明日からマドリー戦に集中しないといけない。ラ・リーガ優勝がかかっている試合だからね」
なおポーランド人審判シモン・マルチニアク氏はこれまで、2022年カタール・ワールドカップ決勝フランス対アルゼンチンや2023年チャンピオンズリーグ決勝マンチェスター・シティ対インテルなどで主審を務めてきた。今季はチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグ、アトレティコ・マドリー対レアル・マドリーを担当し、PK戦でFWフリアン・アルバレスのゴールを“ダブルタッチ”によって取り消したことで物議を醸した。
バルセロナの試合では過去5試合主審を務めたが、同チームの成績は1勝2分け2敗。今回で3敗目となる。




