MontesGetty Images

バルセロナ下部組織で主将を務めてきたDF、28歳での現役引退を決断…「もう精神的に苦しみたくないんだ」

かつてバルセロナの下部組織でプレーしたアルヘシラDFエリック・モンテスが、27歳の若さで選手生活にピリオドを打つことを決断した。

モンテスは2014年から2017年までバルセロナの下部組織でプレーし、主将を務めるなど将来を嘱望された選手だ。その後にはペララダ、レオネサ、アルバセテ、タラゴナに在籍し、2023年から3部リーグのアルヘシラでプレーしていた。

そんなモンテスは20日の記者会見で、スパイクを脱ぐことを決断したと発表。若くしての引退だが、フットボールに心身を捧げることが、精神的に大きな負担になっていたようだ。

「少しきつい話かもしれないけど、言わせてもらうよ。僕はプロとしてフットボールに取り組むことを止めるよ」

「なぜか? ひざを壊したときに気付きがあったんだ。体的には最悪の日々だったけれど、精神的には最高だって。僕はフットボーラーとしてのルーティンに疲れ切っていた。毎日ジムにも通って、家にいない日々に苦しんでいたんだ」

「故郷のマンレサに帰り、人生をゼロからスタートさせたい。来年、僕は28歳になるけど、勇気を持って一歩を踏み出したい。これは僕の人生だ。僕は僕の人生を生きたいんだよ。人々は僕の決断に驚くけれど、それも当たり前だと感じている。フットボールは情熱や期待にあふれたものだからね」

「僕は4歳の頃からこのスポーツに取り組んできて、多くのものを与えてもらった。だけど、それと同様に多くの苦しみも味わってきた。もう、これ以上苦しみたくないんだ。これからフットボールは、子供のレクリエーションのように楽しみたい。でも、もうプロとしてはプレーしたくないんだ」

「僕は幸せになりたい。だから自分の故郷で、ゼロからスタートを切りたいと思う」

かつてバルセロナのトップチームでプレーすることを夢見た少年は今、フットボールとは異なる道で幸せをつかむことを望んでいるようだ。

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