Hansi FlickGetty Images

バルセロナ監督フリック、マジョルカに3発快勝も…「相手が9人だからって気を抜くな」「2点目について?選手たちには審判が止めるまでプレーを続けろと言ってある」

16日のラ・リーガ開幕節、バルセロナは敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦に3-0で勝利した。ハンジ・フリック監督は試合後、自チームのパフォーマンスに対して不満を漏らしている。

バルセロナは前半の早い段階でハフィーニャ、フェランがゴールを決め、その後にマジョルカのモルラネス、ムリチが退場となったことで11人対9人でハーフタイムを迎えた。後半はプレーのペースを落として、なかなかチャンスをつくれなかったものの、アディショナルタイムにヤマルがミドル弾を突き刺してダメ押している。

快勝と呼べるスコアだが、試合後のフリック監督は厳しい一面を見せた。数的優位になってからは怠慢さが目立っていたと、選手たちを咎めている。

「好きになれる試合ではなかった。重要な勝ち点3を獲得したが、しかし好ましい内容ではない。2-0として、2枚のレッドカードが出た後、チームは50%の力でプレーしていたように思う。そんな姿勢を好きになれるはずがない。私たちはもっと良いプレーができたはずだ」

「気を緩めるようなことがあってはならない。私たちはボールとゲームをコントロールしていたが、それだったら点を決めなくてはいけない。9人を相手に50〜60%でプレーする……勘弁してほしいよ。私たちはもっとスピーディーにプレーすべきだった」

バルセロナが決めた2点目は、物議を醸すゴールだった。ヤマルがシュートを放つと、このボールが頭に当たったライージョがうつ伏せに倒れ込んだ。マジョルカDF陣の足は止まったもののバルセロナはプレーを継続し、エリア手前のFWフェランが右足のシュートでネットを揺らしている。マジョルカ側はライージョが倒れた際、ムヌエラ・モンテーロ主審が試合を止めなかったことに激しく抗議をしていた。

フリック監督はこの場面について、自身の選手たちがプレーを継続したことの正当性を説いている。

「私のチームに対しては、審判が止めるまではプレーし続けろと伝えてある。決断するのは主審であり、それを受け入れなくてはならない。確かに、反対の立場だったら幸せではない。だが選手たちには、プレーを止めるのは審判が止めるときだけだ、と指示しているんだ。彼らは最後まで集中しなくてはならない。あれはゴールだったよ」

その一方で、1ゴール1アシストを記録しただけでなく、試合を通して存在感を示していたFWラミン・ヤマルには称賛の言葉を送っている。

「重要なのは、ラミンが今日のように高いレベルのプレーを見せることだ。彼は特別な存在で、世界中から注目を集めている。モチベーションにあふれているように見えるし、プレスを仕掛けることも怠らない。そのプレーを目にする皆が、並外れた選手だと感じているね」

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