Real Valladolid CF v FC Barcelona - La Liga EA SportsGetty Images Sport

大胆ローテ敢行のバルセロナ、バジャドリーの先制許すも主力投入後に逆転!レアル・マドリーに勝ち点4差以上つけてクラシコへ

3日のラ・リーガ第34節、バルセロナは敵地ホセ・ソリージャでのバジャドリー戦を2-1で制した。

すでに2部降格が決まっているラ・リーガ最下位バジャドリーのスタジアムに乗り込んだバルセロナ。チャンピオンズリーグ準決勝インテル戦の2ndレグとラ・リーガ第35節レアル・マドリー戦を控えている状況で、フリック監督はもちろんローテーションを採用する。

ドイツ人指揮官はシュチェスニー、クバルシ、イニゴ、フレンキー・デ・ヨング、ダニ・オルモ、ヤマル、ハフィーニャ、フェランら多数の主力をベンチに置いて、GKテア・シュテーゲン、DFフォルト、アラウホ、クリステンセン、ジェラール、MFぺドリ、ガビ、ダニ・ロドリゲス、フェルミン、アンス・ファティ、FWパウ・ビクトールを先発させる。長期離脱していたT・シュテーゲンはこれが実戦復帰となり、Bチーム所属の19歳ダニ・ロドリゲスはトップチームデビューだ。

試合は開始6分にいきなりゴールが生まれた。決めたのは……何とバジャドリーだ! 現在7連敗中で、ここ27試合で勝ち点1しか獲得していない同チームは、ペナルティーエリア内右からイバン・サンチェスがシュートを放った。眼前のアラウホに当たったボールは、T・シュテーゲンはじめ誰にも届かない高度を取り、そのまま枠内左に収まっている。

ビハインドを負ったバルセロナは、ぺドリを中心とした展開で反撃するも、5バックを敷くバジャドリーの守備をなかなか崩すことができない。また36分にはダニ・ロドリゲスが肩を負傷してプレー続行不可能となり、フリック監督は代わりにヤマルを投入している。

ぺドリに加えてヤマルと、攻撃のキーマンが増えたバルセロナだったが、2人の個人技をもってしてもバジャドリーの堅守を打ち破るには至らず。主力と控えの力量差を感じさせながら、1点差のまま前半終了のホイッスルを迎えている。フリック監督はハーフタイムに動き、疲労が溜まっているであろうぺドリと存在感のなかったアンス・ファティを下げてF・デ・ヨング、ハフィーニャを投入した。

後半、多数の主力がピッチに立って攻勢を強めるバルセロナは、54分に同点弾を獲得する。CKの流れから左サイドのヤマルがペナルティーエリア内にクロスを送ると、フェレイラが完全にはクリアし切れず。エリア内でこぼれ球を拾ったハフィーニャが、冷静かつ力強い右足のグラウンダーのシュートでネットを揺らしている。ハフィーニャは今季公式戦52試合で31ゴール22アシストと、1試合1点以上のペースでゴールに絡んでいる。

バルセロナはその後も攻撃の手を緩めず、60分にはスコアをひっくり返す。右サイドのヤマルからの逆サイドへパスをつないでいき、左のジェラールがバジャドリーのDFラインを押し下げてからマイナス方向にグラウンダーのクロス。ペナルティーエリア内に空いたスペースに飛び込んだフェルミンが、右足でボールを叩いてネットを揺らした。

フリック監督は逆転の直後、パウ・ビクトールを下げてダニ・オルモを入れ、また78分には痛めた様子のガビとの交代でエリック・ガルシアをピッチに立たせる。バルセロナはその後もボールを保持してバジャドリー陣地に攻め入り、ヤマル、ダニ・オルモ、ハフィーニャらがシュートを放っていくも決め切れず。それでも1点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、勝ち点3を持ち帰ることに成功している。

ラ・リーガ4連勝の首位バルセロナは、翌日にセルタ戦を控える2位レアル・マドリーに暫定で勝ち点7差をつけることに成功。次節に迫ったクラシコで負けるとしても、首位の座を維持できることが確定している。

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