8日に行われる予定だったラ・リーガ第27節バルセロナ対オサスナが延期となった。
延期の理由は、バルセロナのトップチームの医療スタッフ、カルラス・ミニャロ氏(40)が逝去したため。バルセロナはキックオフ予定だった21時の20分前に、次のような声明を伝えた。
「バルセロナはトップチームのドクターであるカルラス・ミニャロが本日午後に逝去したことを、深い悲しみとともにお知らせいたします」
「このためにバルセロナ対オサスナは別の日程で行われることになります」
「バルセロナ理事会、スタッフ一同は、難しい時期を過ごすミニャロの家族に心よりお悔やみを申し上げます」
その後にはジョアン・ラポルタ会長が、バルセロナのオウンドメディアで状況を説明。クラブ内には動揺が広がっている状況のようだ。
「トップチームの医療スタッフ、カルラス・ミニャロが亡くなったことを伝えさせていただく。彼は皆からとても愛されていた人物だ」
「彼は今日の午後、トップチームがコンセントレーションを行っていたホテルで亡くなった。選手、スタッフ、監督と、全員が悲嘆に暮れている。悲しみはあまりにも大きい。私たち全員が彼のことを愛していたし、皆を気遣うためにも延期措置が必要だった。起こったことはあまりにも悲しく、私たちは強くあらなければならない」
「あまりに痛ましいニュースで、私たち全員が深い悲しみを感じ、ショック状態となっている。私たちは彼の母親、妻とすぐに連絡を取った。できる限り早くこのことを伝えるためだった。彼にはジェラール、アンナと二人の子供がいた。彼の妻は大きく動揺している。彼女のことを支えなくてはいけない」
「カルラス・ミニャロとその家族、また選手たちや関係者全員のために、試合は延期とすることが最善だった。この決定が下される上での責任者全員に感謝を申し上げたい」
またオサスナのルイス・サバルサ会長はスペイン『DAZN』とのインタビューで、延期について全面的に同意する意思を口にしている。
「バルセロナ側から知らせを受けた。何よりもミニャロ氏のご家族、バルセロナにお悔やみを申し上げたい。私たちは心の底から悲しみを感じている。これは誰の身にも起こり得ることであり、延期に反対する理由など何一つとしてない。日々をともにしていた人がいなくなり、誰がフットボールをプレーできると言うんだ」




