BarcelonaGetty Images

バルセロナ、苦しみながらも“ジャイアントキラー”レガネスに勝利!オウンゴールで獲得したリードを死に物狂いで守り切る

11日のラ・リーガ第31節、バルセロナは敵地ブタルケでのレガネス戦を1-0で制した。

ラ・リーガ首位を走るバルセロナが第31節で対戦するのは、“マタヒガンテ(ジャイアントキラーのスペイン語)”として知られるレガネス。ボルハ・ヒメネス監督率いるチームは、今季ラ・リーガでバルセロナ、アトレティコ・マドリーから勝利をつかんでいる。バルセロナが今季ここまで戦ってきた48試合で無得点だったのは、そのラ・リーガ前半戦のレガネス戦(0-1)、またレアル・ソシエダ戦(0-1。ラ・リーガ後半戦には4-0で勝利)の2試合のみだ。

チャンピオンズリーグ準々決勝ボルシア・ドルトムント戦の1stレグ、2ndレグの間に行われる一戦ではあるが、フリック監督はレガネスのことを警戒感してか、複数の主力をスタメンで起用。GKシュチェスニー、DFクンデ、アラウホ、イニゴ、バルデ、MF後列エリック・ガルシア、ぺドリ、前列ヤマル、フェルミン、ハフィーニャ、FWレヴァンドフスキを先発させた。

前半、バルセロナはラ・リーガ前半戦同様にレガネスの堅守速攻に苦戦。ボールこそ保持したものの、ライン間をしっかりと狭めた4-5-1を崩す術を見つけることができない。12分にはラバのサイドを突破され、その折り返しからアルティミナのシュートを許したが、これはGKシュチェスニーの好守によって難を逃れている。

バルセロナが前半に手にした惜しいチャンスは一つだけ。クンデのシュートがセルヒオ・ゴンサレスに当たって枠内へと飛んだが、これはGKドミトロビッチにセーブされた。また41分にはバルデが負傷でプレー続行不可能となり、フリック監督は代わりにジェラール・マルティンを投入している。結局、前半はスコアレスで終了した。

ハーフタイム、フリック監督は2枚目の交代カードを切り、アラウホとの交代でフレンキー・デ・ヨングを入れる。エリック・ガルシアが1列下がってアラウホの代わりにセンターバックとなり、F・デ・ヨングがぺドリと2ボランチを組んだ。

そして後半開始から3分後、バルセロナが先制に成功した。ハーフウェーライン付近でジェラールがレガネスのボールをカットし、ハフィーニャが左サイドを突破。ブラジル人FWのペナルティーエリア内に走り込むレヴァンドフスキに縦パスを送ると、ボールをクリアすべくスライディングをしたホルへ・サエンスのオウンゴールを誘発している。

先制したバルセロナはリードを広げるべく攻勢を続けるものの、フェルミンが絶好のシュートを外してしまうなどなかなか決められず、レガネスの反撃にも苦しんだ。フリック監督は67分にフェルミン、レヴァンドフスキ(バルセロナ通算100得点目はお預け)を下げてフェラン、ガビを入れる。

その後は、どちらも決定機を迎える激しい展開に。レガネスは70分、ラバがヘディングシュートでネットを揺らしたものの、これはオフサイドの判定でゴールと認められず。一方バルセロナはフェランやヤマルが決定機を迎えていくものの、ドミトロビッチの牙城を崩せない。また92分にはムニルにDFラインの突破を許したが、イニゴが後方から見事なスライディングタックルを見せてボールを奪い、事なきを得た。

決着をつけるゴールを決めることができず、レガネスに食い下がられるバルセロナだったが、終盤には死に物狂いの守備を見せて、オウンゴールによる虎の子の1点を最後まで守り切った。過密日程の中で疲労も溜まっている中、“マタヒガンテ”を相手に価値ある、非常に価値ある勝ち点3を獲得している。

ラ・リーガ首位バルセロナは、翌日にアラベス戦を控える2位レアル・マドリーに勝ち点7差、14日にバジャドリーと対戦する3位アトレティコ・マドリーに勝ち点10差をつけている。

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