FerranGetty Images

ヤマル不在も盤石の強さ!バルセロナ、フェラン2発&ダニ・オルモ弾で好調ヘタフェ撃破…首位レアル・マドリーを2差で追走

21日のラ・リーガ第5節、バルセロナはホームでのヘタフェ戦に3-0で勝利した。

ラ・リーガ前節バレンシア戦で6-0の大勝を収め、続くチャンピオンズリーグ・ニューカッスル戦を2-1で制するなど、パフォーマンスの質的にも勢いをつけ始めたバルセロナ。今回ヨハン・クライフに迎えた相手は、ここまでに勝ち点9獲得とクラブ史上最高のスタートを切ったヘタフェだ。

ヤマルに加えて、バルデ、ガビも負傷で欠くフリック監督は、この試合ではフェランとレヴァンドフスキを同時起用。さらに出場機会の激減が指摘されていたダニ・オルモも先発に含めている。全スタメンはGKジョアン・ガルシア、DFクンデ、エリック・ガルシア、クリステンセン、ジェラール、MF後列ぺドリ、フレンキー・デ・ヨング、MF前列ハフィーニャ、ダニ・オルモ、フェラン、FWレヴァンドフスキ。

前半、バルセロナは5-3-2で守るヘタフェをぺドリ、F・デ・ヨングのゲームメイクで揺さぶっていき、15分にはスペースをうまく突く抜群の連係で先制点を獲得した。右サイドのハフィーニャがゴール前にスルーパスを出すと、ダニ・オルモがDFラインを抜け出してペナルティーエリア内に侵入。オルモがヒールパスで後方にボールを出すと、そこに飛び込んできたフェランが右足のシュートを決め切った。

先制したバルセロナは34分にリードを広げる。エリック・ガルシアのロングボールから速攻を発動し、前線のハフィーニャのワンタッチパスからフェランがDFラインを突破。“ティブロン(フェランの愛称、スペイン語でサメの意)”は冷静な右足の一撃で再びゴールを陥れ、今季得点数を4に伸ばした。

2-0で前半を終えたフリック監督は、ハーフタイムにハフィーニャとの交代でラッシュフォードを投入。迎えた後半、バルセロナはビハインドを負うヘタフェが前に出てきたことで、速攻からの攻撃の回数を増やす。フリック監督は61分に2〜3枚目の交代カードを切り、フェラン、F・デ・ヨングをカサド、フェルミンに代えている。

バルセオロナが3点目を決めたのは、その交代策の直後だった。カサドのロングボールからラッシュフォードが右サイドを突破。折り返したボールにダニ・オルモが右足で合わせ、グラウンダーのボールが枠内左に収まっている。今季初得点のダニ・オルモは、右手の人差し指と中指で左手首を叩く、いつもの“時計パフォーマンス”を披露していた。

バルセロナはその後、ラッシュフォード、オルモ、フェルミンらがチャンスを迎えるも決め切れず。フリック監督は76分にぺドリをルーニー、84分にジェラールをアラウホと交代させた。終盤、守備も意識するバルセロナは、ヘタフェの意地の攻撃を最後まで跳ね返し続け、3点リードのまま試合終了のホイッスルを聞いている。

公式戦3連勝、ラ・リーガ2連勝のバルセロナは、勝ち点を13として2ポイント差の首位レアル・マドリーを追走している

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