18日のラ・リーガ第20節、バルセロナは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を1-1のドローで終えた。
2025年に入り、ここまで戦ったコパ・デル・レイ2試合、スペイン・スーパーカップ2試合に全勝しているバルセロナ。ここ7試合でわずか1勝しかしていないラ・リーガでも勝利をつかみ、完全復活をアピールしたいところだ。
フリック監督はこのヘタフェ戦で、GKペーニャ、DFクンデ、アラウホ、クバルシ、バルデ、MFカサド、ガビ、ペドリ、FWヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャを先発させている。
前半、立ち上がりから主導権を握ったバルセロナは、9分と早い段階で先制点を決める。ペドリのまるで時を止めるような、ボールをゆっくり前に転がすスルーパスから、前線中央に張り付いていたクンデがDFラインを突破。ボックス内で、クンデは飛び出してきたソリアに一度シュートを阻まれるも、ボールを奪い返してネットを揺らしている。
バルセロナはその後もボールを保持して追加点を目指す。が、ハフィーニャが絶好のヘディングシュートを外してしまうなどチャンスを物にできずにいると、35分にヘタフェの同点弾を許した。ボックス内、コバのシュートをペーニャが前に弾いてしまい、このボールをアランバリに押し込まれている。焦るバルセロナは41分、バルデのクロスからファーのレヴァンドフスキがヘディングでゴールをうかがうも、これは枠の左に外れた。前半は1-1で終了のホイッスルが吹かれている。
ハーフタイム、フリック監督はカサドとの交代でフレンキー・デ・ヨングを投入。ビルドアップの起点を変えたバルセロナは引いて守るヘタフェに波状攻撃を仕掛け、とりわけヤマルが個人技からフィニッシュに持ち込んでいく。が、勝ち越しゴールは遠い。フリック監督は62分にガビも下げてダニ・オルモをピッチに立たせている。
その後もバルセロナは、4-1-4-1の両サイドハーフもDFラインまで下がり、実質6バックとなるヘタフェの堅守を前に苦戦。80分にはF・デ・ヨングが強烈なミドルシュートを放ったが、横っ飛びソリアに片方でブロックされている。
フリック監督は81分にレヴァンドフスキをフェランに代える。しかし、コリセウムの声援を背に受けるヘタフェの執念の守りを最後まで崩すことはかなわず、結局、同点のまま試合終了を迎えている。ラ・リーガここ4試合勝利なしのバルセロナは勝ち点を39までしか伸ばせず、同日にレガネスに敗れた首位アトレティコに勝ち点5差、翌日ラス・パルマス戦を控える2位レアル・マドリーに4差をつけられている。