20日のラ・リーガ第10節、ホームでのセビージャ戦に5-1で大勝した。この一戦では、MFガビ(20)が長期離脱から実戦復帰を果たしている。
昨年11月19日、スペイン代表として臨んだジョージア戦で右ひざの前十字靭帯を断裂し、これまで戦列を離れていたガビ。バルセロナのハンジ・フリック監督はこのセビージャ戦の84分、同選手をMFペドリとの交代で投入している。
ガビはバルセロナおよびスペイン代表でコンビを組むペドリから、キャテンマークを左腕に巻かれてピッチに立った。モンジュイックに駆け付けたバルセロナサポーターは、大喝采と「ガービ! ガービ!」のかけ声でもって、クラブの未来を担うであろうカンテラーノ(下部組織出身選手)の復活を祝福している。
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負傷前と変わらぬアグレッシブさでピッチを駆け抜けたガビは試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューで次のように心境を語っている。
「長い時間が経ってしまったが、チームに戻れて幸せだ。何カ月もこの瞬間を夢見てきた。本当に感謝しているよ」
「つらかったこと? チームと一緒にプレーできないのは最悪だね。外から自分のチームを見ているのは、とてもつらかった。フットボールは僕の人生だ。これまでずっとプレーしてきたわけだし、そうできないのは歯痒かった」
「ペドリからキャプテンマークを巻かれた感想? 僕は幸せ者だね。ファンからもチームメートからも愛されていると感じるとき、自分が幸運だって思えるんだ」
ガビはそう言うと、ウインクをしてその場から立ち去っている。