バルセロナのスタイルについて、現地記者が疑問を投げかけている。
18日のラ・リーガ第9節で、ジローナと対戦したバルセロナ。13分にペドリが先制点を奪ったものの、20分にアクセル・ヴィツェルのスーパーゴールで同点に追いつかれる。それでも後半アディショナルタイム、ストライカーとして起用されたロナルド・アラウホが劇的な決勝弾。2-1で勝利を飾った。
大きな勝利を挙げて勝ち点を22まで伸ばし、暫定で首位に浮上したバルセロナ。しかし過去2試合は複数失点で連敗したことや、ジローナ戦も守備が不安定だったことから、現地では批判の声も上がっている。
そしてスペイン『as』のセルジ・デ・フアン記者は、「バルセロナはそのスタイルから一休みする必要がある」とし、「ハンジ・フリックは、たとえそれが彼にとって苦痛で自身の哲学への裏切りだとしても、妥協を許さないプレースタイルから少し距離を置くことを考えるべきだ」と指摘した。
同記者は、「大胆かつリスクを冒したこのスタイルは、選手とファンを魅了した。昨季獲得した国内3つのタイトルは、この決意をためらうことなく継続することを正当化している」と昨季の成功を評価。しかし、今季は問題があると分析している。
「だが、あらゆる場面でリスクを冒すことが成功するのは、プレスが素晴らしく、コミュニケーションと集中力が完璧である場合のみだ。それはフリックも認識している。そして、今のチームはそうではない。昨季のようなエネルギーを失い、ハフィーニャのようなプレスの要となる選手が負傷し、ジュール・クンデのようにバランスを崩している選手もいる状況だ」
最後に同記者は、26日のレアル・マドリーとの大一番を見据えて「9番としてプレーしたアラウホの素晴らしいシュートが奇跡的な勝ち点3をもたらした。しかし、エル・クラシコでこのようなプレーをするのは無謀と言える」とし、現在のスタイルを見直す必要があると綴っている。
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