5日のラ・リーガ第8節、バルセロナは敵地サンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦に臨む。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、難しい一戦になるとの見解を示している。
「私たちはセビージャのことをよく知っている。彼らのプレーはアグレッシブで、激しく、彼ら独自のスタイルを持っている。その後方には素晴らしいファンたちがいるね。難しい試合になるだろう」
バルセロナはヤマルが再び恥骨に問題を抱え、2〜3週間の戦線離脱となることを発表。だがフリック監督は、復帰時期が遅れる可能性も示唆している。
「いつ戻ってこられるのか、私たちには分からない。この負傷は簡単ではない。筋肉系の怪我でもないわけだしね。2週間、3週間、それとも4週間になるかは分からないんだ。(26日の)クラシコでプレーできるかは知らない。復帰後も出場時間をうまく管理しなくてはならないし、少しずつ進んでいく必要がある」
ヤマルは先のインターナショナルウィークで恥骨部分を痛めたが、その際フリック監督は「選手の管理がなっていない」とスペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督を糾弾していた。
「私は自分の選手を守りたいと思っている。もう過ぎたことだ。私もそちら(代表チーム)側にいたことがあるし、簡単ではないことは分かっている。それでも選手を守る必要があり、ああいうコメントをすることになった。普段よりも強いトーンで言ってしまったかもしれない」
「言ったことについて後悔はしていない。私は選手たちを守りたかったし、もう止めようと伝えるための言い方だった。一つの演じ方と言えばいいのかもしれない」
「しかし、もう過ぎたことなんだ。私たちは現在と未来に集中しなくてはならない。重要なのはクラブ、代表で状況をうまく扱っていくことのはずだ」
ミッドウィークのチャンピオンズリーグPSG戦を1-2で落としたバルセロナ。フリック監督が就任して以降、おそらく相手に主導権を握られた初めての試合だったが、ドイツ人指揮官は敗戦から学ぶ重要性を説いた。
「セビージャとの試合はとても重要だ。勝ち点3を獲得したいと思っている。あの敗戦には皆が悲しみを覚えた。だが私たちは賢くなければならない。そこから学ぶことが大切なんだ」
「私たちのハイプレスは危険だって? このチームにとってプレッシングは不可欠なものだ。私たちのメンタリティーそのもの、とも言える。ボールに対してプレスをかけなければ、DFラインはあれだけ上がることはできない。ここ数試合で良くはなっているが、まだ練習を行う必要がある」
「何かが終わったわけではない。私たちは進み続けなければいけないんだ」




