8月31日のラ・リーガ第3節、バルセロナは敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦を1-1のドローで終えた。ハンジ・フリック監督は試合後、自チームが「多くのミスを犯した」との見解を示している。
バルセロナは鬼門バジェカスでやはり苦戦。前半にFWラミン・ヤマルのPKで先制したものの、ラージョの強靭なプレッシングとハイライン裏を狙う攻撃に手を焼き続け、67分にコーナーキックからFWフラン・ペレスのゴールを許して勝ち点1を分け合った。
フリック監督は試合後、満足できる内容ではなかったと素直に口にしている。
「私たちにはインテンシティーが足りておらず、多くのミスを犯した。もっと良いプレーが見せられるはずだ。もっとゴールを決められたはずだし、前半の途中に2ゴール目も記録できていたはずだった」
「ラージョはとても良いプレーを見せた。今日のチームには満足していない。あまりにも多くのボールを失ったし、もっと良いプレーを見せるべきだった」
この試合の前半はVARが正常に機能せず。マテオ・ブスケツ主審とVOR(ビデオオペレーションルーム)の通信に不具合が生じ、VORで映像が確認できないなどアクシデントが相次いだ。これによりヤマルが奪取したPKの場面でVARは介入できず、またバルセロナはオフサイドトラップをかけづらくなっていた。
「そうだったとしか言いようがない。言い訳はないよ。VARは機能しなければならないし、何が起きていたのかは分からない。いずれにしても、VARは両チームにとって存在しなかった。それは私の仕事ではない」
「ピッチコンディションも悪かった? いや、言い訳は何もない。君たちは私がどういう人間か知っているだろう。私たちはボールをもっとコントロールしなければならない」
また、MFフェルミン・ロペスのチェルシー移籍の可能性について再度質問されたフリック監督は、こう返している。
「今日は選手ではなくチームのことについて話すべきだ。重要なのは、市場が閉鎖したときに全員が100%団結していることにほかならない。エゴがないことは重要だ。エゴは成功の可能性を殺してしまうんだよ」




