15日のチャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ、バルセロナはアウェーでのボルシア・ドルトムント戦を1-3で落とした。しかし2戦合計では5-3と上回り、6シーズンぶりの準決勝進出を決めている。ハンジ・フリック監督は試合後、苦戦したことを認めつつ、ベスト4まで歩を進めたことへの満足感を表した。
ホームでの1stレグを4-0で終えていたバルセロナは、この2ndレグで大きな苦戦を強いられる。現チームの根幹であるMFぺドリを温存したこともあって、同点および逆転を信じるドルトムントに主導権を握られ、FWセール・ギラシのハットトリックを許すなど苦戦。だがオウンゴールによる得点もあり、2点リードで試合終了を迎えて2018-19シーズン以来となる準決勝進出を果たした。
フリック監督は試合後、次のような感想を述べている。
「ドルトムントは非常に素晴らしいライバルで、スタジアムの雰囲気は凄まじいものがあったね。私たちにとって最高の日、というわけではなかった」
「ドルトムントのようなチームを相手にするのは簡単ではない。だが最終的に、目標としていた準決勝進出を果たすことができた。私たちはやったんだよ」
「ファンとクラブにとって、この結果はとても大切だ。監督に就任してから1年目で準決勝までたどり着けるなんて素晴らしいよ。それはつまり、私たちが欧州最高の4チームの一つであることを意味するわけだ。ファンタスティックだね」
フリック監督は、たとえ自チームのパフォーマンスが芳しくなかったとしても、ベスト4進出が喜ぶべき事実であることを強調した。
「チームはいつも勝利を望んでいる。それは各練習、各試合で確かめられることだ。今日は少し残念な形になってしまったが、しかし準決勝まで到達したことは喜ばないといけない」
「試合後のロッカールームも、そこまで良い雰囲気ではなかった。しかし私は選手たちに喜ぶべきだと言ったよ。私たちはベスト4に進出したのだからね」
バルセロナは準決勝でバイエルン・ミュンヘン対インテルの勝者と対戦する。バイエルンを古巣とするフリック監督だが、対戦を希望するチームはないようだ。
「優先して戦いと考えるチームはない。明日、家で彼らの試合を見て、楽しもうと思っているよ」




