FlickGetty Images

バルセロナ監督フリック、医療スタッフの急死について口を開く「大きな喪失だ。チームにとって重要なピースだった」「私たちは彼のために勝たなくてはいけない」

10日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグ、バルセロナはホームでのベンフィカ戦に臨む。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、8日に逝去した医療スタッフのカルレス・ミニャロ氏のためにも、勝利をつかむ必要性を説いている。

8日にラ・リーガ第27節オサスナ戦に臨むはずだったバルセロナだが、チームがコンセントレーションを行っていたホテルで、ミニャロ氏が逝去した。試合は延期措置となり、その翌日の練習前にはジョアン・ラポルタ会長らクラブ幹部も交えて黙祷が行われている。

常に行動を共にしていたミニャロ氏の逝去で、選手たちの精神面への影響も心配されるが、フリック監督は皆が明日の試合に向けて集中していることを強調した。

「チームは現状をうまくコントロールできていると思う。私たちは試合に向けて集中している。リスボンでの試合後にも言ったが、私たちは1-0で勝ったとはいえ、まだ最初の一戦を終えただけに過ぎないんだ。相手のトランジションは素晴らしく、そのことはチームにも伝えてある」

「昨日、会長がロッカールームを訪れて話をした。私も話をさせてもらった。大きな喪失だ。カルレスは素晴らしい人間、素晴らしいドクターだった。私たちの成功における、とても重要なピースだったんだ」

「だがチームは彼のために勝利することを求めている。私たちは勝利をつかむことに集中しているんだ。チームは前に進んでいかなくてはいけない」

「現在、私たちはクラブ、ファンにとって大切な時期を過ごしている。良いプレーを見せなくてはいけないし、勝利をつかむことが大切だ」

フリック監督はまた、ベンフィカとの1stレグでも大活躍だった、現在の正GKヴォイチェフ・シュチェスニーについて語っている。

「いつも言っていることだが、彼は経験豊富で落ち着いている成熟したGKだ。そのパーソナリティーは私たちの助けとなっている。素晴らしい仕事を成し遂げているね」

なお、この会見でもフリック監督は、記者やカメラマンとともにミニャロ氏に黙祷を捧げている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0