バルセロナのハンジ・フリック監督が、レアル・マドリーMFジュード・ベリンガムの暴言騒動について語っている。
マドリーは16日のラ・リーガ第24節オサスナ戦で、ベリンガムがムヌエラ・モンテーロ主審に暴言を吐いたとして一発退場となり、最終的に1-1のドローで試合を終えた。モンテーロ主審は試合の報告書でベリンガムが自身に対して「ファック・ユー」と言ったと記載し、その一方でマドリーのカルロ・アンチェロッティ監督およびベリンガムは口にした言葉は「ファック・オフ」であったとして、退場させられるような言葉ではないと主張している。
一般的な日本語訳でも「消え失せろ」と意味が重ねられて訳される「ファック・ユー」と「ファック・オフ」のニュアンスの違いは、スペインでも困惑を生じさせているが、フリック監督はどちらの言葉でも「敬意を欠いている」と断言。ドイツ人ということで英語に強く、ラ・リーガでも公の場では英語で話す同指揮官は、17日のラ・リーガ第24節、ラージョ・バジェカーノ戦を前にした会見で「ファック・ユー」と「ファック・オフ」の違いについて問われて、次のように語っている。
「どちらも敬意を欠いている。しかし、その件について私は何か意見をする立場にない」
「選手たちにはいつも言っているんだ。『なぜ審判と判定について言い争い、時間とエネルギーを無駄にするんだ?』と。審判と話し合う権利を持つ選手として、キャプテンがいるじゃないか」
「昨日、目にした振る舞いは私にとって好ましいものではなかった。そのことは選手たちにも伝えてある。チームにとっては良くないことだ。レッドカードはチームを弱体化させる。私はそれは望まない」
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