20日のラ・リーガ第10節、バルセロナはホームのモンジュイックにセビージャを迎える。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、ガルシア・ピミエンタ監督率いるチームへの警戒感を表した。
「セビージャはとても勇敢なチームで、最近調子を上げている。フットボールをしっかりプレーし、ボールポゼッションを望んでいるね。彼らにうまく対応できるか見てみよう」
ドイツ人指揮官はその一方で、左足ハムストリングの過負荷でスペイン代表から離脱したFWラミン・ヤマルについても言及。スタメンか途中出場かは不透明だが、この試合でピッチに立たせる考えだ。
「一歩ずつ進んでいこう。明日はセビージャ戦であり、セビージャ相手に最高のスタメンを用意する。ヤマルがプレーする可能性はあるよ。それが私の考えだ。彼はちゃんと休みを取ることができた。それは代表監督の判断のおかげであり、私たちにとっては助けとなった。彼はプレーする準備ができている」
「代表監督に(ヤマルを)こちらに戻すよう求めたわけではなかった。彼は素晴らしいクオリティーを持つスペインの選手であり、自分の国のためにプレーしていただけ……それは誇らしいことのはずだよ。代表監督は適切な対応をしてくれた。スペイン代表はレベルの高いチームであり、代わりの選手だっているんだ」
新加入GKヴォイチェフ・シュチェスニーはすでにプレーできる状態のようだが、フリック監督はGKイニャキ・ペーニャにゴールを守らせ続ける考えのようだ。
「シュチェスニーがもう準備万端と言ったことには満足している。だが、GKを変える理由は存在しない。GKはイニャキだよ」
フリック監督はこのセビージャ戦で、前十字靭帯断裂の重傷から復帰したMFガビを招集リストに含める考えとされている。
「ベンチに座る可能性はあるよ。ガビにとっては大切な一歩だ」
「私たちは中盤に多くの選手たちを抱えている。ガビはそのメンタリティー、アグレッシブさ、ボール扱いからチームの根幹と言える選手だ。彼とはインサイドハーフやボランチでプレーすることを話し合っている」
フリック監督は先にSNSを通じて、チャビ・エルナンデス前バルセロナ監督と写った写真を公開していた。
「君たち(報道陣)にとって興味深いことだろう。理解できるよ。私がドイツ代表監督だったとき、彼とは素晴らしい関係を築いていた。互いに連絡を取り合ってね。しかし状況が変わって、少しタイミングを待つことにしたんだ」
「そしてイニエスタのこと(引退)があり、今が連絡をして関係を取り戻す、一緒にお茶をする良いタイミングなんじゃないかと思った。彼との再会はとてもポジティブで、素晴らしい会話を交わすことができたよ。私の家の近くで待ち合わせ、彼の家族とも会って……その後はプライベートなことだよ」
ミッドウィークにチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節バイエルン戦を控えるバルセロナだが、フリック監督はローテーションを敢行し、FWアンス・ファティをセビージャ戦で先発させる考えはないのだろうか。
「それも可能性の一つだが。しかしこのチームのクオリティーはとても高いんだ……。ハフィーニャも素晴らしい仕事を成し遂げているしね。彼がスタメンに名を連ねるのは簡単ではない。どの選手にとっても簡単なことではないんだよ」




