22日のラ・リーガ第6節、バルセロナは敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦に臨む。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、今季初黒星を喫した前試合モナコ戦から勝利を取り戻す意欲を示している。
チャンピオンズリーグのモナコ戦では、開始10分にMF南野拓実にDFエリック・ガルシアの退場を誘発され、数的不利の中で1-2敗戦。フリック監督はその試合からもポジティブな要素を見出せたとして、ビジャレアル戦に向けた意気込みを語っている。
「この前の敗戦はすべて分析したし、ポジティブな面も見つけたよ。チームは9人のフィールドプレーヤーでとても良い守備を見せていた。確かに私たちは敗戦したが、今後も同じロジックで仕事に取り組み続けなければならない」
「ビジャレアルはラ・リーガで3番目に特手を記録しており、守備も強いね。素晴らしいプレーを見せるチームだが、私たちにも多くの可能性があるよ」
バルセロナはMFガビ、DFアラウホ、MFフレンキー・デ・ヨング、DFクリステンセン、MFベルナル、MFフェルミン・ロペス、MFダニ・オルモが負傷中。ほかの選手たちの消耗も気になるところだ。
「シーズンが始まったとき、言い訳は存在しないと言ったはずだ。何人かの選手は疲労が溜まっているだろうが、明日の試合をうまくこなしたいと考えている。ピッチに立つ選手たちは100%の力を出せると確信しているがね」
フリック監督はその一方で、モナコ戦で不用意なパスを出し、E・ガルシアが退場するきっかけをつくってしまったGKテア・シュテーゲンについても触れている。
「彼の長所の一つはボールを持ったときのプレーだ。本人はミスだと認めているが、ミスなど私も君も全員がするものだろう。私たちは人間なのだから。私にとっては、もう過ぎたことだよ」


