14日のラ・リーガ第4節、バルセロナはホームでのバレンシア戦で6-0の大勝を収めた。MFフェルミン・ロペス(22)は試合後、2ゴールを決めたことへの満足感を表している。
MFとしては突出した得点力を有するフェルミンは、バレンシア戦でその力を誇示した。まず29分、FWフェラン・トーレスのスルーパスからペナルティーエリア内左に入り込むと、ストライカー顔負けの絶妙な右足インサイドのシュートで1点目。シュート技術が際立ったゴールだったが、さらに圧巻なのは56分に決めた2点目だ。
ペナルティーエリア前、ゴールまでまだ遠い位置でボールを持ったフェルミンは、ドリブルから左足を強振。叩かれたボールはレーザービームのような圧倒的なスピードで、地面から徐々に高度を上げながらゴールへと迫り、横っ飛びしたGKフレン・アギレサバラの右手を弾いて枠内に収まっている。バルセロナはフェルミンのほかFWハフィーニャ、FWロベルト・レヴァンドフスキも2ゴールずつ決めて、バレンシアに大勝している。
試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じたフェルミンは、自身のゴラッソ2発を次のように振り返っている。
「(試合会場だったBチームのスタジアム、ヨハン・クライフは)僕に幸運を与えてくれるんだ」
「2点目はコレクティブなプレーが素晴らしかった。フェランの見事なアシストからゴールを決められた。2点目はライン間でボールを受けられたから、エリア外でもシュートを打ってみようと思った。うまくいったね」
「今日の試合、立ち上がりは難しかったけど、チームの全員が素晴らしいレベルだった。それがスコアに反映されたんだよ」
今夏の移籍市場では、チェルシーからの興味が報じられたフェルミン。移籍を検討しているとの報道もあったが、本人はバルセロナを退団する意思が一切なかったことを強調した。
「チェルシー移籍報道? 実際のところ、僕は落ち着いていた。言われていたことすべてが真実じゃないし、そういうことに首を突っ込もうとも思わない」
「迷いなんてなかった。色々と噂されていたけど、僕はバルサにいることだけを望んできたんだよ。ずっとここにいるために、闘っていく覚悟だ」




