バルセロナのデコSD(スポーツダイレクター)は、アトレティック・クルブFWニコ・ウィリアムズが自クラブに加入する意思があると明言した。
バルセロナはリヴァプールがFWルイス・ディアスの売却交渉に応じていないこともあり、売り込みがあったニコの獲得を決断したとみられる。ニコとは2031年までの契約を結ぶことで合意しており、あとは契約解除金の5800万ユーロ(税金を含めれば6200万ユーロ)を支払うことができれば、獲得は正式なものになると報じられている状況だ。
そうした中で、スペイン『バングアルディア』とのインタビューに応じたデコSDは、ニコがバルセロナ加入を望んでいるのは事実と明言。バルセロナが獲得を試みる方針とも語っている。
「選手を補強するときには、正しい手順を踏まなければならない。まずは代理人に相談して、その後に契約状況について話し合う。そして相手のクラブが契約解除金を求めているのか、それとも交渉に応じる構えなのかを見なくてはならない。ニコのケースは非常に明確で、彼には契約解除金が設定されている」
「ニコもほかの選手も、現在はここに来る意欲がある。ニコについては適切な状況となった際、私たちは獲得を試みることになる」
デコSDによれば、ニコのほかルイス・ディアスも、バルセロナ加入を望んでいるという。
「ニコもルイス・ディアスもほかの選手もここに来たいと思っている。彼らには野心や、成功し続けたいという意欲があるんだよ」
一方、ニコがスペイン代表で、バルセロナFWラミン・ヤマルと良好な関係を築いていることも獲得に動く理由なのか問われると、こう返した。
「調和があるのは重要だ。ニコとラミンが友人なのは良いことだと思う。しかし、バルセロナはお友達同士のクラブではない。ここでは仕事に取り組み、勝利を目指さなくてはならないんだ。それでいて、良い関係を築けるならば素晴らしいという感じだね」


