15日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ベスト16、バルセロナは敵地エル・サルディネロでのラシン・サンタンデール戦を2-0で制した。
レアル・マドリーがラ・リーガ2部アルバセテ相手に敗退に追いやられて、大きな衝撃が走った今季のコパ。バルセロナも油断すれば二の舞になりかねない。対戦相手のラシンは2部の首位を走るチームで、ベスト32ではビジャレアルを破るなど確かな強さを誇るチームだ。
レアル・マドリーはアルバセテ戦でエンバペやベリンガムを招集外として、Bチームの選手たちを登用していたが、対するバルセロナのフリック監督はカサド&ベルナルを起用し、ぺドリ&ハフィーニャをベンチスタートとした以外はほぼベストメンバーを先発させている。全スタメンはGKジョアン・ガルシア、DFクンデ、クバルシ、ジェラール、バルデ、MFダニ・オルモ、ベルナル、カサド、FWヤマル、フェラン、ラッシュフォード。
前半はほぼ互角のゲームが展開される。ボールを保持して攻め込んだのはバルセロナだったが、攻撃時4-4-2、守備時5-3-2となるラシンの堅守を前にほとんどチャンスを生み出せず。対するラシンは鋭いカウンターからゴールを狙い、バルセロナはJ・ガルシアのセーブにも助けられることになった。前半はポゼッション率82%のバルセロナがシュート数5本&枠内シュート1本、ラシンがシュート数2本&枠内シュート2本という内容で終了している。
後半もバルセロナが攻めあぐねる状況は変わらない。フリック監督は58分に1枚目の交代カードを切り、ベルナルを下げてフェルミンを投入。すると66分、フェルミンがゴールへの道を切り拓いた。背番号16の狙い澄ましたスルーパスから、フェランがラインのDFラインを突破。そのままGKエスキエタもかわして、無人のゴールにボールを流し込んでいる。
ついにリードを得たフリック監督は77分にラッシュフォード、オルモ、フェランを下げてハフィーニャ、ぺドリ、レヴァンドフスキを投入。メンバーの質を落とすどころか上げてきた。あきらめないラシンを警戒してのことだが、実際ホームチームはそのポテンシャルを示している。84分にはマネクスがDFラインを突破し、落ち着き払ったシュートでジョアン・ガルシアも破ったが、これは惜しくもオフサイドによってゴール取り消しとなった。
追加点を決めきれず、ラシンの反撃にも苦しむバルセロナ。フリック監督は84分に最後の交代カードを切り、カサドを下げてエリック・ガルシアをピッチに立たせて守備を強化。それでも後半AT4分にはマネクスにジョアン・ガルシアと1対1になる場面を許したが、ここではバルセロナ守護神が好セーブを見せて窮地を救った。
延長戦につながり得るゴールを防いだバルセロナはAT5分、カウンターから勝負を決める2点目を記録。ペナルティーエリア内左のハフィーニャの横パスから、最後はヤマルがボールを枠内に流し込んだ。バルセロナは苦戦しながらも、レアル・マドリーがすでに姿を消した同大会のベスト8に歩を進めている。




