Xavi Barcelona Bayern Munich Champions League 2021-22Getty Images

バイエルンに完敗でCL敗退のバルセロナ、チャビ「うんざりする。しかし今日から新しい時代が始まるんだ」

8日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループE最終節、バルセロナはアウェーでのバイエルン・ミュンヘン戦を0-3で落として同大会から姿を消した。チャビ・エルナンデス監督は、バイエルンに完敗したことを認めつつ、ここからチームを立て直すことを誓っている。

バイエルン相手にほとんど効果的な攻撃を見せられず、3点を叩き込まれて敗戦したバルセロナ。同グループのもう1試合ではベンフィカがディナモ・キエフに2-0で勝利して2位となり、3位でヨーロッパリーグに回ることになった。バルセロナが欧州第2の大会に回るのは、2000-01シーズン以来のこととなる。

試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのフラッシュインタビューに応じたチャビ監督は、ここから新しいスタートを切る必要を強調している。

「試合を支配された。私たちはいつだって主導権を握り、試合を支配することを求めているが、その逆となってしまった。もっと、自分たち自身に厳しくしなければならない。私たちはバルサなのだから」

「ここをダイナミズムなど、様々なことを変えていくための転換点とすべきだろう。私たちは競い合っていなかった。この試合はチャンピオンズだったというのに……。しかし、これが私たちの現実ということなんだよ。これが現状であり、私たちは誇りを持ってこの状況に立ち向かわなくてはならない。今日から新しい時代が、新しい日々が始まるんだ」

「今の心境? 苛立っているさ。これが私たちの現実であり、うんざりするよ。だが立ち向かわなくてはならないし、それ以外に道はない。今日から新しい日々が始まる。ゼロからスタートしよう。私たちの目標はヨーロッパリーグではなくチャンピオンズなんだ。厳しく努力を重ねなくてはならない。失敗という言葉は好きじゃないね。なぜなら、私たちは挑戦に臨んだのから。私は、このクラブを愛している。努力するし、命を懸けるよ」

「とても厳しい現実を突きつけられた。選手時代にも経験したことだ。受け入れるのではなく、抗っていかなくてはならない。今はこれが現実であり、バルサをヨーロッパリーグではなく、本来あるべき場所に戻さなくてはならない。もっと良い形で競えることを期待していたが、バイエルンの方が優れていた。これが現実なんだよ。今日のようなことが起こらないように努力していくし、全力を尽くしていきたい。今は無力感を覚えている。バルサを復活させるためには、厳しく働いていくしかない」

またヨーロッパリーグ優勝を目指す意欲も示している。

「今ある私たちの現実はヨーロッパリーグであり、勝たなければならない。バルサの目標は全試合で勝利することにある。最高の舞台ではないが、それが現実ということだ」

「自分たちにどれだけの力があるのかを確かめなくては。今日は、もっと違う形で競えることを期待したが……。監督として、かなりきつい一撃をお見舞いされた。バルサを復活させるために働いていきたい。しかし変化は必要だ。それははっきりしている」

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