バルセロナは、本拠地Spotifyカンプ・ノウへの帰還が遅れることを発表した。
1957年に完成し、スペインの名門バルセロナの本拠地として親しまれてきたカンプ・ノウ。すでにヨーロッパ最大の収容人数を誇るフットボール専用スタジアムだが、その収容人数を10万5000人に増加することなどを目的に、2023年6月から大規模な改修工事が実施されてきた。そして、8月10日のジョアン・ガンペールカップで2年2カ月ぶりに本拠地に帰還することが発表されていた。
しかし、カンプ・ノウへの帰還はジョアン・ガンペールカップでは実現しないことが決定。バルセロナは18日に声明の中で本拠地帰還の遅延原因はスタジアムの再開に関わるライセンスの問題で、建設工事に関係する市の介入手続きを規定する条例の要件を満たすことが不可能になったようだ。一部の必要なライセンスはすでに認可されているが、スタジアムへのアクセスに関わる安全面の問題など、解決しなければならない問題がまだあると考えられている。
現時点でバルセロナがいつカンプ・ノウに帰還できるかは不明。クラブは、市や関係機関と協力してこれらの要件を満たすために取り組んでおり、帰還日が決まり次第、公表すると伝えている。
ラ・リーガ王者として臨む新シーズン、バルセロナはリーグから開幕3試合をアウェーで開催することを承認されており、最初のホームゲームは9月のインターナショナルブレイク明け14日に予定され、本拠地にバレンシアを迎える。
なお、コモと対戦するジョアン・ガンペールカップは、クラブのトレーニング施設内にあるエスタディ・ヨハン・クライフで開催される。


