Real Betis Balompie v FC Barcelona - LaLiga EA SportsGetty Images Sport

完全復活バルセロナ、ラ・リーガ怒涛の6連勝で首位キープ!フェランのハットなどベティスに大量5ゴールを叩き込む

バルセロナは6日にラ・リーガ第15節、アウェーでのベティス戦に臨み、5-3の勝利を飾った。

チャンピオンズリーグ(CL)・チェルシー戦で0-3の完敗を喫した後、ハフィーニャが先発復帰したラ・リーガ第14節アラベス戦(3-1)、第19節分アトレティコ・マドリー戦(3-1)で会心の勝利を収めたバルセロナ。フリック監督はこのベティス戦、CLフランクフルト戦も見せてそのハフィーニャを温存している。全スタメンはGKジョアン・ガルシア、DFクンデ、クバルシ、ジェラール、バルデ、MF後列エリック・ガルシア、ぺドリ、前列ローニー・バルドグジ、ヤマル、ラッシュフォード、FWフェランで、使用システムは4-2-3-1。

前半、バルセロナは開始6分に失点。サイドを突破したアブデの折り返しから、アントニーにシュートを突き刺された。いきなりスコアを動かされたが、復活の気配があるチームはハフィーニャなしでも勢いを見せた。彼らが逆転までに必要とした時間は、わずか7分だった。

バルセロナはまず11分、右サイドを突破したクンデがマイナスのパスを送り、ニアサイドのフェランが右足インサイドのシュートを決め切って同点。そしてその2分後にはバルドグジがクロスを放ち、フェランが今度はアクロバティックな右足ボレーでネットを揺らしている。

一気にスコアをひっくり返したバルセロナだが、その勢いは収まらない。ぺドリを中心にゲームをつくり、ベティスを揺さぶっていくと、31分に3点目を獲得。ぺドリが素早い反転からの縦パスをバルドグジが受け、ペナルティーエリア内右に入るや否や強烈な右足シュートでGKアルバロ・バジェスを破った。

バルセロナはさらに40分、フェランがハットトリックを達成。ぺドリのパスをペナルティーエリア手前で受けた“ティブロン”は、そこから右足を振り抜く。グラウンダーのボールはベティスDFに当たってコースが変わり、枠内右に収まっている。フェランは今季初ハットで、公式戦得点数を13に伸ばした。

後半、バルセロナは59分にマニータ(5得点)を達成する。ラッシュフォードのシュートをバルトラがハンドで止めたとして、主審がPKを指示。キッカーを務めたヤマルが、落ち着き払ったグラウンダーのシュートで今季8点を決めている。

その後、バルセロナは余裕を持ったパス回しで時間を使いながら攻撃を仕掛ける。だがラッシュフォードらが決定機を逸し続けると、終盤に集中力を欠くようになり、85分にCKからディエゴ・ジョレンテ、後半ATにPKからクチョ・エルナンデス(クンデのアブデに対するアフタータックルでPK指示)にゴールを決められてしまう。最後にベティスに意地を見せられたバルセロナだが、それでも2点リードを維持しまま試合終了のホイッスルを迎えている。

最後に脆さを見せたものの、それでもフロックとは言えない強さも示したバルセロナは、ラ・リーガ怒涛の6連勝。翌日にセルタ戦を控える2位レアル・マドリーに暫定で勝ち点4差をつけて、首位を走っている。

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