FC Barcelona v Deportivo Alaves - La Liga EA SportsGetty Images Sport

浮上するバルセロナ!レヴァンドフスキ弾でアラベスを撃破…首位レアル・マドリーとの勝ち点差を「4」に縮める

2日のラ・リーガ第22節、バルセロナはホームでのアラベス戦に1-0で勝利した。

前節バレンシア戦で、ラ・リーガでは3連敗を喫していたモンジュイックで7-1の大勝を収めたバルセロナ。勝ち点7差で首位を走るレアル・マドリーがエスパニョールに敗れた今節、あの大勝劇の勢いを継続して差を縮めたいところである。

フリック監督は、GKシュチェスニー、DFクンデ、アラウホ、クバルシ、バルデ、MFカサド、ペドリ、ガビ、FWヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャを先発で起用した。

前半、バルセロナはいつも通りボールを保持して敵陣で試合を進めていくが、アラベスの守備が堅い。コウデ監督が形成する4-4-2ブロックは非常にコンパクトで、バルセロナにほとんどスペースを与えなかった。手堅い展開となることが予想される中、4分に一人個人技を輝かせる男が……。そう、ヤマルである。

17歳FWは自陣からドリブルを開始すると、6、7、8回と相手選手から執拗にタックルを仕掛けられても華麗な切り返しやフェイントでボールを奪われず突き進んでいく。スペイン語で「マラドニアーナ(マラドーナのような)」「メッシアニカ(メッシのような)」と形容される、まさに圧倒的プレー。そしてボックス手前左のハフィーニャにパスを出したが、ブラジル人FWのシュートはわずかに枠を捉えられなかった。

ヤマルが圧巻のプレーを見せてモンジュイックを沸かせた10分後にはアクシデントが……。ガビとコネクニーが空中戦を迫り合って頭をぶつけ、ともに脳震盪でプレー続行不可能となり、フリック監督はガビの代わりにフェルミンをピッチに立たせた。結局、前半はスコアレスのまま終了。ドイツ人指揮下はアラベスの堅守に苦戦する状況を受け、カサド、アラウホをフレンキー・デ・ヨング、エリック・ガルシアに代えている。

とりわけアラウホをエリック・ガルシアに代えて、後方からのフィード&展開力を増したバルセロナは、61分に待望の先制点を記録した。

左サイドのペドリがファーを狙ってクロスを送り、ボックス内右のヤマルが左足ボレー。ボールは眼前のテナグリアに当たって、アラベスのDFラインとGKオヲノに間にこぼれる。と、これにいち早く反応したレヴァンドフスキが左足でゴールネットを揺らした。レヴァンドフスキは今季ラ・リーガ得点数を18に伸ばし、得点ランク2位エンバペに3点差をつけている。

リードを手にしたバルセロナは、前に出ざるを得ないアラベスを相手にポゼッションして“ゴールを守り”、追加点も狙っていく(ヤマルの個人技は常にアラベスの脅威だった)。フリック監督は67分にハフィーニャをフェラン、82分にバルデをジェラール・マルティンと交代。追加点はなかなか奪えず、終盤にはアラベスの意地の攻撃受けることになったが、それでもDF陣やシュチェスニーの奮闘によって1点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎えている。

連勝の3位バルセロナは勝ち点を45として、前日に勝利した2位アトレティコ・マドリーとの勝ち点3差を維持し、首位マドリーとの差を4に縮めることに成功している。

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