アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦レアル・マドリー戦の敗退にいまだ納得がいかないようだ。
29日のラ・リーガ第29節、敵地RCDEスタジアムでのエスパニョール戦を1-1で引き分けたアトレティコ。シメオネ監督は、その試合前の会見で「マドリーとの2ndレグは私たちが勝って、PK戦で敗れた……。私はあの敗退に打ちのめされたよ。正当だったとは思っていないからだ」と語るなど、FWフリアン・アルバレスのゴール取り消しがあったCLダービーに今も納得していない様子だったが、試合後の会見で、またしてもその出来事について振り返った。
シメオネ監督はラ・リーガ第28節バルセロナ戦(2-4)の敗北が正当であるとして、その比較材料にCLダービーが不当であることを強調したのだった。
「一つずつ話そう。チャンピオンズは悪いプレーをしたわけではない。私たちは良いプレーを見せたし、ホームでの2ndレグでは勝利を収めた。しかし、その後の審判、UEFAの決定が私たちを敗退とした。フリアンがPK戦で“ダブルタッチ”をしたとしてね」
「本心を言って、私はあれが“ダブルタッチ”だとは思っていない。まったく思っていない」
「その一方でバルセロナは、確かに偉大なチームだった。私たちは2点のリードを得たものの、終盤になって4点を奪われている。彼らはこちらが少しでも力を落とせば、容赦をすることがないんだよ」
ラ・リーガ優勝争いで遅れを取ったアトレティコだが、シメオネ監督は最後の5節まで可能性を残せば、どうなるかは分からないと話している。
「いつも言っていることだが、ラ・リーガは最後の5節で決まる。そこまで残れば、最後に誰が勝つかは分からないんだ」


