アトレティコ・マドリーは14日にラ・リーガ開幕節、本拠地シビタス・メトロポリターノでのグラナダ戦に3-1で勝利した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、ホームで勝利してシーズンをスタートさせたことに満足感を表している。
前半終了間際にFWアルバロ・モラタが先制点を記録したアトレティコだったが、62分にFWサムのゴールを許して一時同点に追いつかれる。だが67分、途中出場のFWメンフィス・デパイが強烈なミドルシュートを突き刺して再び勝ち越すと、後半ATにMFマルコス・ジョレンテがダメ押し弾を決めて開幕戦白星を飾った。
試合後会見に出席したシメオネ監督は、次のような感想を述べている。
「大切な結果、良い勝利を手にすることができたね。今節、ホームで勝ったのは2チームだけだ(アトレティコ以外はカディス)。簡単なシーズンにはならないと思っている。今日もグラナダが良いプレーを見せ、苦戦を強いられることになった」
「モラタ、メンフィスの両ストライカーがゴールしたことについて? 彼らにはできる限りゴールを決めてもらいたい。私たちは得点ということに関して、2人に大きな期待をかけている。コレアとグリーズマンもゴール数を増やす必要があるだろう。とにかく、すべてが決するのはペナルティーエリア内なんだよ」
この試合では開始6分にMFコケが負傷。アトレティコは唯一手薄なポジションとして、コケのバックアッパーとなる5番タイプの補強を目指しており、危惧していたことが起こってしまった格好だ。
「起こらないように願っていたことが起こった。シーズンは長く、アンカーのポジションについては補強が必要だ」
「補強が実現できない場合のプランBとして考えているのはパブロ・バリオスの起用で、ヴィツェルについてはボランチよりもセンターバックの選手だと考えている。いずれにしても、コケにはできる限り早く戻ってきてほしい」
シメオネ監督はこのグラナダ戦にFWジョアン・フェリックスを招集したが、結局起用はしなかった。
バルセロナ移籍願望を口にするなど、アトレティコ退団を目指すJ・フェリックスはベンチでも孤立。チームメートがピッチ上の出来事に対して大きくリアクションを取る中、一人だけ落ち着いて座り続けていた。そして試合後のベンチメンバーの練習で、同選手は一部のアトレティコサポーターから「そのポルトガル人はクソ野郎」という、かつてFWクリスティアーノ・ロナウドやジョゼ・モウリーニョ監督に対して叫ばれた侮辱的なチャントを浴びせられている。
シメオネ監督は移籍先が見つからず、極めて難しい状況J・フェリックスについて、今後試合で起用する可能性も否定しなかった。
「彼は私たちとともにいる。私たちが何を必要としているか、何を望んでいるかを知っているんだ」
「彼はコレア、メンフィス、モラタ、グリーズマンと競わなければいけない。彼らより優れているならばプレーすることになるだろう」




