4日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、アトレティコ・マドリーは敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦を1-2で落とした。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、2ndレグに希望をつないだと振り返っている。
開始4分にFWロドリゴのゴールを許したアトレティコ。FWフリアン・アルバレスのゴールによって同点で試合を折り返したが、その後MFブラヒム・ディアスに勝ち越しゴールを決められ、1点ビハインドで終了のホイッスルを迎えている。
シメオネ監督は試合後、敗戦には落胆しながらも、それでもまだ逆転できる範囲の差であるとしている。
「結果は良くはない。勝利か引き分けで試合を終えたかった」
「とても戦術的な試合だったね。彼らは素晴らしいゴールを決めて、良い形で試合に入った。一方で私たちは、あれだけ早い時間に失点したにもかかわらず、あきらめることがなかった。むしろその反対で、試合の主導権を握ろうと相手陣地でプレーを進め、そうしてフリアンのゴールが生まれたんだ」
「後半は均衡した形で進み、ブラヒムが素晴らしい個人技でゴールを決めた。私たちはもっとうまく守れたはずだが、いずれにしてもそこでバランスが崩れた。彼らはそこからヴィニとエンバペも後方に下げてカウンターの用意をしたね。彼らの速攻はあまりにも危険だ」
シメオネ監督は後半途中、FWグリーズマンをDFロビン・ル・ノルマンに代え、4-4-2から5-4-1にシステムを変更する守備的采配を行なった。その後に2ボランチとの交代でFWスルロット、FWアンヘル・コレアも入れたが、その理由はマドリーの堅守速攻に備えるためだったようだ。
「私たちの攻撃の手数にはコレア、スルロット、フリアンがいて、そして守備ではカウンターに対抗できる堅牢さがあった。ラストプレーでは彼らが得点機を迎えたが、もし決まっていればノックアウトラウンドは終わっていたかもしれない」
「私たちは命をつないだ。次の水曜(2ndレグ)は良い夜になるかもしれない」
「メトロポリターノは私たちのことを後押ししてくれる。エネルギーをくれる。私たちはあのスタジアムでは努力を惜しまない。とりあえずは日曜の試合に集中だ。そして水曜の試合では、彼らの助けを得ることができる」




