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靭帯断裂から復活したアトレティコDFヘイニウド「重傷からの復帰もいつもの挑戦の一つだった」

アトレティコ・マドリーDFヘイニウド・マンダヴァが、重傷を乗り越えて再びラ・リーガ屈指のDFとして活躍している。

現在30歳ヘイニウドは、2022年冬の移籍市場でリールからアトレティコに加入。チームに加わった直後から鉄壁の守備を見せてレギュラーの座を勝ち取ると、ラ・リーガ最高のDFの一人に数えられるようになった。

だが、そんなモザンビーク代表DFは昨年2月、右ひざ前十字靭帯断裂という重傷を負い、長期離脱を強いられることに。復帰を果たしたのはそれから10カ月後の12月23日、ラ・リーガ第4節延期分セビージャ戦(1-0)で、1月28日のラ・リーガ第22節バレンシア戦(2-0)で復活後初のスタメン出場も果たしている。

バレンシア戦のヘイニウドのパフォーマンスは、まさに驚異的だった。ここまで4連勝と好調だったバレンシアは、3-5-2の左CBとしてプレーするレイニウドのサイドからは、まったく効果的な攻撃を仕掛けることができず。背番号23はその強靭なフィジカルと守備技術によって、バレンシアの攻撃をすべて跳ね返し続け、アトレティコの無失点勝利に大きく貢献した。

バレンシア戦後、ディエゴ・シメオネ監督に続いて記者会見に出席したヘイニウドは、重傷からの復活について、大きく強調することを嫌った。貧困地域で生まれ、両親を早い内に亡くし、本格ブレイクまで時間がかかった苦労人と知られる同選手にとっては、前十字靭帯断裂もこれまで乗り越えてきた逆境の一つであったようだ。

「負傷について? 僕はいつもポジティブなことを探すようにしている。復帰までは少しずつ進んでいったよ。最初は回復に努め、次に出場を目指して……ってね」

「僕は今回の怪我についても、一つの挑戦と受け止めていた。人生の中で、何かプレゼントをもらったことなんて一度もない。怪我よりずっとひどいことだって、これまで何度も経験してきたんだ」

「だから、僕はどんなときでも努力を止めないのさ」

ヘイニウドにとってこのバレンシア戦は、モザンビーク代表としてアフリカ・ネーションズカップに参加し、グループステージで敗退した直後の試合だった。その影響がなかったかと問われた同選手は、シメオネ監督率いるアトレティコのアイデンティティーに、まさに合致するようなコメントを口にしている。

「ピッチ上で僕はすべてを出し尽くす。代表でもここでも、今出場している試合が人生最後の一戦だと思って戦っているよ

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