6日のラ・リーガ第9節、レアル・ソシエダは本拠地レアレ・アレナでのアトレティコ・マドリー戦を1-1のドローで終えた。試合後会見に出席したMF久保建英は、自チームが勝利に値したとの見解を示している。ソシエダのオウンドメディアが伝えた。
開始1分にFWフリアン・アルバレスのゴールを許したソシエダは、それ以降は終始攻勢を仕掛け続け、84分のMFルカ・スチッチのミドルシュートで同点に追いついた。
右サイドでキレのあるドリブルを何度も見せ、アトレティコの守備陣を切り刻んだ久保は、試合後会見で次のような感想を述べている。
「アトレティコ・マドリーはとても良い守備を見せるチームです。この前は負けましたが(CLベンフィカ戦で0-4敗北)、そこから頭を切り替えてきたと思います。全員が激しく、5バックを使って……彼らは5バックを使用するチームでは欧州最高の一つだと思います」
「僕たちは、普通は決まらないようなゴラッソで同点に追いつきました。ただ統計は見ていませんが、プレー的には僕たちの方が彼らよりも勝利に近かったんじゃないでしょうか」
ソシエダはラ・リーガ第9節までを2勝3分け4敗で終えて15位に位置。良質なパフォーマンスを見せても、それがゴールや結果につながっていない。
「僕たちは良いプレーを見せて相手を支配していますが、今日の結果は1-1です。この前のアンデルレヒト戦は1-2でした。確かに、僕たちが手にしている感覚と収めている結果には違いがあります。それを少しずつ近づけなくちゃいけません」
「先週は3点を決めましたし、どう言えばいいか……。僕たちは常にチャンスを手にしていますが、それは良いことのはずです。ファンは0-0のまま、僕たちが90分ずっと後ろで守っているのは好きじゃないでしょうし……。チームは良いプレーを見せていると思います」
「個人的には……人々は僕が記者会見でだけそう話していると思っているかもしれませんが、今日の試合の後、僕はチームがここから上向いていくという100%の確信を得ることができました」
ソシエダの現地記者は、チームの決定力不足について質問を続けていく。
「僕たちに言えるのはいつかゴールは決まるということです。今日みたいに不十分だったら、この前のバレンシア戦(3-0)のように、ただ押し込むだけのようなゴールを決めていかないといけません。ルカが決めたようなゴラッソを毎回決められないならば、もっと相手を支配して、外せないゴールを決めないといけませんね」
久保はその一方で、自身とマッチアップしたアトレティコDFハビ・ガランについても言及。レンタル移籍によって昨季後半戦をソシエダで過ごした元チームメートについてはそのスピードを強調し、加えてアトレティコのディエゴ・シメオネ監督がFWアントワーヌ・グリーズマンまで自身のマークにつけたことに、驚嘆したことを告白している。
「ハビ・ガランは自分のことを知っていますし、最初は飛び込んでこないのかなと思っていましたが、30分過ぎから飛び込んでくるようになって、それは自分にとって都合が良かったです」
「ただ彼はとても速いですし、かなり苦労を強いられました。また彼だけではなく、グリーズマンも何度も下がってきましたね。2トップの一人が僕のマークに付くなんて、普通じゃないです。すべてシメオネがコントロールしていたと思うのですが、アントワーヌのような選手が僕を追いかけるために後方に走るなんて……とんでもないですよ」
「僕はシメオネのことを偉大な監督だと思っています」




