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大型補強も機能不全が続くアトレティコ、ギャラガー同点弾もラージョに勝ち切れず…首位バルサとの勝ち点差は6に

22日のラ・リーガ第6節、アトレティコ・マドリーは敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦を1-1のドローで終えた。

ミッドウィークのチャンピオンズリーグ・RBライプツィヒ戦を、90分のヒメネスの逆転ゴールで制したアトレティコ。このラージョ戦はそれから中2日で行われ、その後にセルタ戦(26日)、レアル・マドリー戦(29日)まで控えている状況で、無論シメオネ監督はローテーションを敢行している。先発メンバーはGKオブラク、DFモリーナ、アスピリクエタ、ヴィツェル、レイニウド、サムエウ・リーノ、MFマルコス・ジョレンテ、コケ、ギャラガー、FWスルロット、フリアンで、システムは5-3-2。

前半、アトレティコはラージョに大苦戦。過密日程による疲労、ラージョがミドルゾーンから仕掛ける激しいプレス、コケ以外のプレーメーカーの不在、J・アルバレス&スルロットの連係不足……そういった要素が絡み、前にボールを運べず一方的に攻め込まれることになった。唯一惜しかった場面は23分、ようやく前を向けたコケがスルーパスからJ・アルバレスがミドルシュートを放つも、これはバーに直撃している。

ラージョが先制点を決めたのは、必然だったのだろう。37分に迎えたカウンターの場面、ラティウが斜め45度から放ったシュートが質の高いクロスとなり、イシがそのボールを枠内に押し込んでいる。

シメオネ監督はチームがまったく機能していないことを受けてハーフタイムに選手交代を敢行(なお前半途中には負傷したアスピリクエタに代わりヒメネスを投入)。M・ジョレンテ、S・リーノを下げてアンヘル・コレア、グリーズマンを入れ、中盤に右からA・コレア、コケ、ギャラガー、J・アルバレス、トップ下にグリーズマン、1トップにスルロットを配置する4-2-3-1にシステムを変更している。

グリーズマンが入ったことで攻撃の展開力が増したアトレティコは、49分に同点ゴールを獲得する。ペナルティーエリア手前のスルロットのマイナスのパスを受けたギャラガーが、狙い澄ました右足のシュート。地を這うボールが枠の右隅に収まった。イングランド代表MFは、これがアトレティコ加入後2得点目。

1-1となった後には、アトレティコもラージョも決勝点を求めて、攻守が激しく切り替わる展開に。ラージョは73分にハメスを投入し、バジェカスは大喝采でもってコロンビア代表MFをピッチに送り出している。一方のシメオネ監督は85分、スルロットを下げて三男のジュリアーノ・シメオネを投入している。

終盤はアトレティコが攻勢に出るものの、サポーターの大声援を受けるラージョの意地の守備を前に2点目を奪うことはかなわず。後半にある程度プレーの改善が見られたものの、それでも新加入選手との連係がまだ確立されていないなど、チームとしての機能不全を感じさせたたまま、結局ドローで試合終了のホイッスルを迎えている。

アトレティコは今季ラ・リーガの成績を3勝3分けとして、同日にビジャレアルに大勝した首位バルセロナに勝ち点差を6に広げられている。

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