AtleticoGetty Images

リーノ&グリーズマンがゴール!ラ・リーガ首位を狙うアトレティコ、浅野拓磨途中出場のマジョルカを2-0で撃破

1日のラ・リーガ第22節、アトレティコ・マドリー対マジョルカは2-0でアトレティコの勝利に終わった。マジョルカの日本代表FW浅野拓磨は公式戦3試合連続のベンチスタートとなり、67分から出場を果たしている。

調子的には好対象の両チームの対戦だ。チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16にストレートインを果たしたアトレティコは、プレーオフでマンチェスター・シティとの対戦が決まり、より厳しい日程をこなさなければならないラ・リーガ首位レアル・マドリーとの差を縮めることを目指す。一方、1月の4試合を0勝4敗0得点11失点と散々な内容で終えたマジョルカは、ここから巻き返しを図りたいところである。

前半はその調子の違いが、はっきりと表れた内容に。立ち上がりからボールを保持したアトレティコは、5-3-2システムを敷くマジョルカの堅守にやや攻めあぐねたものの、右サイドで精力的なプレーを見せるジュリアーノを中心にして、その守りを徐々に穿っていった。

そして25分、ホームチームが待望の先制点を決めた。ハーフウェーライン付近でジョレンテがムリキが保持するボールを奪い、ジュリアーノが中央レーンに向けて爆速ドリブルを開始。ペナルティーエリア手前まで突き進んでからエリア内左に入り込むサムエウ・リーノにスルーパスを送り、ブラジル人FWが左足で対角線上にシュートを決め切っている。

スコアを動かしたアトレティコはさらに39分、今度はジュリアーノ本人が決定機を迎えた左サイドのフリアン・アルバレスがグラウンダーのボールを送ると、勢いよく走り込んできた背番号22が右足で合わせる。しかし、これはGKグリエフのセーブに遭った。前半は1-0で終了する。

後半はマジョルカがボールを保持して反撃し、対するアトレティコが堅守速攻で追加点を狙う展開。何とかアトレティコの守備を崩したいマジョルカのアラサテ監督は、57分に交代カードを2枚切り、浅野をピッチに立たせた。浅野は5-3-2でムリキと2トップを組んでいる。

浅野は前線で積極的な走り込みを見せて、アトレティコの守備陣を掻き乱そうと試みる。が、1点差を守るアトレティコはやはり堅い。どれだけ懸命に走っても、アトレティコが味方選手のパスコースをしっかり切るために、容易にボールは届かなかった。アラサテ監督は80分過ぎにシステムを4-4-2に変えて、浅野を右サイドハーフとする。

終盤もマジョルカがポゼッション、アトレティコがカウンターで攻める状況は変わらず。浅野は86分、ペナルティーエリア内右から左足ボレーを放ったが、これは眼前のレイニウドにブロックされた。そして92分、アトレティコがこの試合の勝負を決める追加点を獲得。速攻の場面、途中出場のグリーズマンが、GKグリエフの位置を見極めてペナルティーエリア手前からループシュートを放つ。ボールはマジョルカ守護神の頭上を越えて、そのまま枠内に収まった。試合は2-0で終了のホイッスルが吹かれている。

ラ・リーガ2位アトレティコは勝ち点を48として、首位レアル・マドリーとの差を暫定で1に縮めた。3連敗のマジョルカは勝ち点30で暫定7位に位置している。

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