アトレティコ・マドリーがシュトゥットガルトのU-23フランス代表MFエンゾ・ミロー(23)獲得に迫っている。スペイン『マルカ』が報じた。
今夏、ここまでにDFマッテオ・ルッジェーリ、MFアレックス・バエナ、FWティアゴ・アルマダ、MFジョニー・カルドーソ、DFマルク・プビル、DFダヴィド・ハンツコと6選手を引き入れるなど、積極補強を続けるアトレティコ(昨季もレンタルで在籍したDFクレマン・ラングレ、GKフアン・ムッソの完全移籍含めれば8選手)。基本的に補強は終了しており、あとは市場的な“チャンス”があれば獲得を狙うという考えとされたが、その“チャンス”がミローであるようだ。
アトレティコは現在MFトマ・レマル、MFサムエウ・リーノの放出オペレーションに取り掛かっており、それを終えて資金や人件費を確保でき次第、ミローを獲得するとのこと。レマルはジローナにレンタルで放出し、リーノはフィリペ・ルイス監督率いるフラメンゴに移籍金2500万ユーロで売却する予定とされる。その一方、ミローの移籍金は2000〜2300万ユーロ(35〜40億円)となる見込みで、アトレティコは同選手と2030年まで契約を結ぶと報じられている。
ミローは2019年に下部組織から過ごすモナコでトップチームデビューし、2021年にシュトゥットガルトに移籍。ピッチ中央を主戦場とするテクニカルな攻撃的MFで、さらに右サイドハーフ/ウィングとしてもプレー可能だ。アトレティコの右サイドハーフ/ウィングは、MFマルコス・ジョレンテをサイドバックとして扱えばMFジュリアーノ・シメオネの代役がいなかったため、ミローは心強い補強となりそうだ。
なおアトレティコの今夏の獲得費用はミローを含めれば合計1億8600万ユーロ(約320億円)となり、FWフリアン・アルバレスやMFコナー・ギャラガー、FWアレクサンダー・スルロット、DFロビン・ル・ノルマンらを獲得した昨夏の費用1億7800万ユーロ(約310億円)を上回ることに。アトレティコはミロー獲得により、この2年間でじつに13選手をチームに加えることになる。


