25日のラ・リーガ第21節、アトレティコ・マドリーは本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでのビジャレアル戦を1-1のドローで終えた。
ミッドウィークのチャンピオンズリーグ・レヴァークーゼン戦ではバリオスの退場で数的不利となりながらも、フリアン・アルバレスの2ゴールで2-1の逆転勝利を飾ったアトレティコ。大きく士気を上げる白星だったが、前節レガネス戦を0-1で落としたラ・リーガでも勝利をつかみ、首位の座を奪ったレアル・マドリーにプレッシャーをかけたいところだ。
シメオネ監督はGKオブラク、DFモリーナ、ヴィツェル、ル・ノルマン、レイニウド、MFジュリアーノ、バリオス、コケ、ギャラガー、FWコレア、アルバレスを先発で起用している。
前半、立ち上がりはアトレティコが主導権を握り、ビジャレアルを自陣ゴール近くに閉じ込める。ただ手にするチャンスはそこまで確度が高いものではなく、アルバレスらが放っていったシュートはGKルイス・ジュニオールを脅かすほどではなかった。
そして27分、試合の流れが大きく変わった。アトレティコのボックス内でレイニウドがジェラール・モレノを後方から倒したとしてサンチェス・マルティネス主審はPKを指示。レイニウドはボールに触れていたために、シメオネ監督らはPKではないと訴えたが、判定は覆らなかった。このPKをジェラール自身が決め切り、ビジャレアルが先制している。
ビハインドを負ったアトレティコはここから調子が狂い、ビジャレアルを押し込むことができず、前半を終えた(スタジアムは)。シメオネ監督はハーフタイムに交代カードを3枚切り、ギャラガー、レイニウド、ジュリアーノを下げてアスピリクエタ、デ・ポール、サムエウ・リノを投入している。
後半、4-4-2からDFラインにモリーナ、ル・ノルマン、ヴィツェル、アスピリクエタ、リノ、中盤にデ・ポール、コケ、バリオス、前線にコレア、アルバレスを並べる5-3-2にシステムを変更したアトレティコは、サイドの攻撃に厚みを加えてビジャレアルを再び押し込む。48分にコレア、その1分後にリノが惜しいシュートを放つなど、前半よりも食い込むような攻めを見せると、57分に同点に追いついた。モリーナ、バリオス、アルバレスと右サイドから中央にパスをつなぎ、ボックス内に送られたボールにコレアがヒールで合わせる。このシュートはGKルイス・ジュニオールに止められたが、こぼれ球をリノが枠内に押し込んだ。
シメオネ監督は1-1とした後、コレアをグリーズマン、コケをマルコス・ジョレンテに代えて交代枠を使い切る。だが、そこから逆転ゴールまでが遠い……。デニス・スアレス、ペペ、アヨセを入れて攻撃陣を一新したビジャレアルのハイプレスと反撃に苦しんだ。
「アトレティ! アトレティ!」。レヴァークーゼン戦に続いて凄まじい熱狂に包まれたメトロポリターノで、アトレティコはあきらめずに攻め続ける。だがグリーズマン、リノのシュートが枠を捉えられないなど、サポーターの後押しは惜しいチャンスを迎えたときに叫ぶ「ウイ!」で終わっていく。結局、試合は1-1のまま終了のホイッスルを迎えた。
レガネス戦で公式戦15連勝、ラ・リーガ8連勝の記録が途絶えたアトレティコは、ラ・リーガでは2試合連続で勝利なしと失速気味だ。首位レアル・マドリーは同日のバジャドリー戦に勝利すれば、アトレティコに勝ち点4差をつけることが可能。また3位バルセロナ&4位アトレティック・クルブも、勝利でアトレティコとの差を3ポイントまで縮めることができる。




