AtleticoGetty Images

大型補強も泥沼にはまったアトレティコ、4試合目でついに初勝利!バリオス&ニコ・ゴンサレス弾で強敵ビジャレアルを撃破

13日のラ・リーガ第4節、アトレティコ・マドリーは本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでのビジャレアル戦を2-0で制した。

1億6500万ユーロを投じて、バエナら8選手を獲得する大型補強を行いながらも開幕3戦未勝利(2分け1敗)のアトレティコ。もう絶対に勝たなければならない状況でメトロポリターノに迎えるのは、同じくチャンピオンズリーグ出場チームで、ここまで2勝1分けと好調のビジャレアルだ。

バエナが負傷に加えて虫垂炎を患い、さらにアルマダがアルゼンチン代表で負傷と、新生アトレティコの鍵を握る攻撃的MF2人を欠いたシメオネ監督は、“老兵”としてチームを支える役割に回ったグリーズマン、コケを先発させた。全スタメンはGKオブラク、DFジョレンテ、ル・ノルマン、ラングレ、ルジェーリ、MFジュリアーノ、バリオス、コケ、ニコ・ゴンサレス(加入後発出場)、FWグリーズマン、フリアン・アルバレス。

緊張した空気が充満しながら、試合はキックオフ。アトレティコは立ち上がり、ハイプレスでビジャレアルのビルドアップを阻害し、その狙い通り前線でのボール奪取から先制点を獲得する。カルドナの後方へのパスが大きく狂うと、相手ペナルティーエリアでボールを拾ったフリアンのお膳立てから、走り込んでいたバリオスが右足のシュートを決め切った。

幸先よく先制したアトレティコだが、その後ビジャレアルの反撃に苦戦する。ぺぺにバー直撃のフリーキックを放たれたり、モレイロにも決定機を許したりと、失点の危機も迎えながら、何とか1点リードを維持して前半を終えている。シメオネ監督はハーフタイム、負傷かフリアンを下げてスルロットを投入している。

後半はビジャレアルがボールを保持して攻め込み、アトレティコが堅守速攻で追加点を狙う展開に。そして52分、アトレティコが速攻を成立させて、大きな追加点を獲得した。自陣でボールを奪ったマルコス・ジョレンテが、そのまま右サイド深くまでドリブル。ファーにクロスを送ると、モウリーニョの背後からニコ・ゴンサレスが飛び込み、ヘディングシュートでネットを揺らしている。

2点目を決めたアトレティコはその後、引いて守るのではなく攻めに出て、ビジャレアルを自陣に押し込んでいった(シメオネ監督にしては珍しい采配だ)。71分にはコーナーキックからラングレがシュートを決めたが、これは事前のファウルを取られてゴールと認められなかった。

シメオネ監督は75分過ぎに2枚交代カードを切り、ニコ・ゴンサレスとルジェーリを下げてハンツコとギャラガーを投入。また77分にはル・ノルマンが負傷でプレー続行不可能となり、プビルもアトレティコデビューを果たしている。

アトレティコは終盤も完全には自陣に引かず、ポゼッションをしながら守り、そして3点目も狙うプレーを見せて、ビジャレアルの反撃を許さず(この試合はとにかく、コケのバランサーとしての能力の凄まじさが際立っていた)。2点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、ラ・リーガ4試合目にして、ついに初勝利を飾った。

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