Atletico MadridGetty Images

久保建英獲得も報じられたアトレティコだが…陣容はすでに完成と考えている模様「右ウィングはジュリアーノ以外にもいる」

17日のラ・リーガ開幕節、敵地RCDEスタジアムでのエスパニョール戦を1-2で落としたアトレティコ・マドリー。公式戦1試合目を落としても、クラブ首脳陣はさらなる補強は必要ないと考えているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

昨夏にFWフリアン・アルバレス、DFル・ノルマン、MFコナー・ギャラガー、FWスルロット、今夏にDFルッジェーリ、MFバエナ、FWアルマダ、MFカルドーソ、DFプビル、DFハンツコ、FWラスパドーリを獲得するなど、2年で3億5000万ユーロ(約600億円)を投じてチームを強化したアトレティコ。それだけに今季初戦のエスパニョールとの試合は大きな注目を集めたが、J・アルバレスの直接フリーキックで先制もその後に2失点を許して逆転負け……。失望や不安を感じたファンも少なくなかったようだ。

この敗北でさらなる選手獲得の必要性も騒がれるアトレティコだが、ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOが舵を握るクラブ首脳陣は、自分たちが実現してきた補強に揺るぎない自信を持っている様子。『マルカ』曰く、首脳陣は「たった一つの敗戦でこれまで行ってきた大仕事が台無しになるわけはない」と現陣容およびディエゴ・シメオネ監督への信頼を表すとともに、予想外の選手退団がない限り、これ以上は誰も獲得しないことも強調したという。

アトレティコはDFナウエル・モリーナ、ギャラガーに退団の可能性があり、どちらかを売却するならば代わりにユヴェントスMFニコ・ゴンサレス、またはレアル・ソシエダMF久保建英と、MFジュリアーノ・シメオネしかいない右サイドハーフを補強すると報じられてきた。しかし『マルカ』の今回の報道によれば、アトレティコはこれ以上の選手退団はないとみており、なおかつ人手不足の右サイドハーフについても、右サイドバックとして戦力に数えられていたMFマルコス・ジョレンテが起用可能と考えているようだ(かつてボランチが本職だったM・ジョレンテは2020-21シーズン、右サイドハーフとして躍動を見せてラ・リーガ優勝に大きく貢献している)。

『マルカ』は同記事を「アトレティコは現在の陣容を最大限信頼しており、そして3週間しかプレシーズンがなかったチームが、まだ構築の途中だと考えている。彼らの方針は、プロジェクトに不安や疑念を抱くことなく、すべての物事が然るべき形で進むよう時間を与えることにほかならない」と締めている。移籍市場は9月1日まで開いているが、どうやらアトレティコの陣容が変わることはなさそうだ。

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