アトレティコ・マドリーは2日、フランス人FWアントワーヌ・グリーズマン(34)との契約を2027年まで延長したことを発表した。
グリーズマン2026年まで結んでいた契約を1年間延長。スペイン『マルカ』によれば、その理由はクラブ側の事情にあったとされる。アトレティコはグリーズマンの現年俸を2年に分けて支払うことで、サラリーキャップに余裕を持たせたかったようだ。
グリーズマンは来季に憧れの国アメリカのメジャー・リーグ・サッカーに移籍するとみられ、『マルカ』は「アトレティコとグリーズマンのプランでは、2年目の支払いは選手が赤白のクラブに在籍していない状況で行われることになる」と記している。
いずれにしろ。今夏での移籍も噂されていたグリーズマンは、少なくとももう1シーズンの間アトレティコでプレーすることにこだわった。これまでエース格としてプレーしながらも、FWフリアン・アルバレスやFWアレクサンダー・スルロット加入の影響で今季終盤にレギュラーから外れた同選手だが、途中出場から流れを変える役割を受け入れてでも愛するアトレティコに貢献することを決断したようだ。その目標はラ・リーガやコパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグなど、まだ一度も手にしたことのないタイトルの獲得となる。
グリーズマンは2014-2015シーズンにレアル・ソシエダからアトレティコに加入。バルセロナで2年プレーした期間を挟みながら、これまで442試合に出場してクラブ歴代1位となる197得点を記録している。


